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2002/09/18: "大井沢から(9月18日)"

昼過ぎには朝からの霧雨も晴れ上がり、秋の青空竿ラが広がりました。 気温は18℃(午後2時)、秋風が吹いています。
ベランダの前の小さな池では、朝からカルガモの幼鳥が4羽、しきりに羽ばたいたり、水にもぐったり、岩の上に上がって休んだり、岸の雑草の葉をついばんだり、すっかりリラックスムードで遊んでいます。
家族3人でベランダから見ていても、外に出て作業をしていても驚く様子も無く、平気です。
ここをホームグラウンドにして住み着いてくれれば、またひとつ楽しみが増えるのですが・・・。

朝日山の家前の護岸の上から魚の群れにラインを垂らしている釣り人たちの姿が我が家の居間からも見えます。 フライ、ルアー、餌・・・いろいろな人たちが試したくなるようです。
あれだけの大物たち姿を見てしまえば、フライや餌を流したくなる気持ちは良くわかるのですが、見かける度にノコノコと出かけて行って、止めたいただくようにお願いを繰り返しています。
水面から護岸の上までは3m近くあります。 通常のロッドやテイペットで40cm、50cmのニジマスを護岸の上まで無事に釣り上げるのはほぼ不可能だと思います。(試したことが無いので断言はできないのですが。) 例えかかったとしても魚を傷つけるだけで終わることになると思います。
先週末に同じポイントで餌釣りの皆さんが爆釣状態でした。 しかし、彼らが帰った後に、そのひとつ下のプールで沢山の魚が死んでいたとのこと。
餌釣りを否定すつもりは毛頭ありませんが、彼らの釣りで気になったのは1匹を手元に寄せるまでに20分も30分もかかっていることでした。 魚が泳げなくなるほど弱らせないと取り込めないと言うことだったのでしょうか。
フライの人たちの中にも、低番手、極細テイペットで大物を取り込んだと言って自慢する人がいます。 最近の糸の強さとグラファイトロッドの性能を考えれば、そんなことは自慢するほどのことでも何でもなくて、ただ単に魚をいじめて喜んでいるように聞こえて来るだけです。
リリースを前提にした釣りをするのなら、やはりリリースされた後の魚のことまで考えた釣りをすべきです。 殺してしまってはリリースにはなりません。 特に大井沢を流れる川のキャッチ&リリース区間は魚の「不殺区間」です。

寒河江川の水温も下がってきて、イワナの姿も目立つようになりました。 これから禁漁(10月1日から翌年2月末日まで)に入るまではとてもいい釣りが出来る時期です。