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2011/12/15: "災害は布教の好機?"
雨が雪に変わり、温泉卵のような太陽に雪片がかかります。
風呂に入ろうとセーターを脱ぎ始めたら、玄関のチャイムがうるさく、しつこく鳴り続けます。
インターフォンに出れば、女性の声で意味不明の自己紹介、そして「今年は地震や津波で大変な災害がありまして・・・」と、いつ終わるとも分からない無駄話。
「ところで、ご用件は何でしょうか?」と問えば、
「聖書にご興味はおありですか?」との逆質問。
「いいえ、ありません。」
「災害の無い世界を実現するために、何をすればいいか、そんなことを説明したパンフレットを置いて行きますので、どうぞお読みになってください。」
と、勝手に郵便受けに小冊子を突っ込んで帰って行きました。
先日も、二人のオバサンが訪ねてきて、「聖書に興味はありますか?」とのこと。
今日と同じ薄っぺらな冊子を差し出して、「この度の震災や津波の特集記事も載っておりますので、楽しく読んでみてください。」
私は目が点になり、一瞬言葉を失いましたね。
「私の身内や知人にも被災者が居ります。 いまだに辛い思いをしています。 楽しく読め、とはどう言うことなんでしょう?」
オバサンたちは固まっていましたが、私は玄関のドアを勢いよく閉めちゃいましたね。
災害や不幸をネタにして信者を増やそうなんて、ひどく下品で下劣で醜悪な感じがします。
地震、津波、原発事故・・・すわ!絶好のチャンスってことなんでしょうけど、その発想たるやまるで火事場泥棒か避難地区狙いの空き巣です。
風呂に入っても腹立ちが収まりませんでしたね。