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2002/09/21: "釣り談義"
昨夜、部落の集まりに顔を出したら、昨日の遭難騒ぎ(大井沢川上流で70歳の登山客が夜になっても帰ってこない、と言うことで捜索隊やヘリコプターが昨日の早朝から出動。 結局は自力で下山してくるところを無事発見されたそうです。)の話題から釣り談義に移って、かなり面白い話を聞くことができました。
「それにしても、立派な格好をして上等な竿を持ってても釣れねえ奴は釣れねえなあ・・・。」などと言いながら、皆で私の顔を見るんです。
(ハイ、私はゴールデンアイのベストにシムズのウエーダー、ダナーのシューズを履いてT&Tのバンブーにボグダンのリールを付けています。 しかも、しょっちゅうボーズを食らっています。 ゴメンナサイ。 ははは・・・。)
で、彼らの言う釣れない理由とは:
(1)餌が違う。
(2)魚の居ないところを釣っている。
(3)姿を見せている。
(4)川を音を立てて渡ったり、立ちこみすぎて魚を追い払っている。
特に(3)は「不注意」という点では(4)とも共通しているんでしょうが、要するに魚にバレちゃってるんですね。 従って、1匹や2匹の小物は釣れるかもしれないが大物ほど用心深いので絶対に無理、とのご託宣ではありました。
昨夜の集会で、大井沢川第3、第4砂防ダムのスリット化工事も話題になりました。 来週には国土交通省の工事事務所から地元に対する説明会があるそうです。
昨年は第2砂防ダムのスリット工事が行われ、ほぼ終了しているのですが大井沢川下流の原部落ではダムに溜まっていた大量の土砂が一気に流れ出したためにかなり大きな問題になりました。
ここでは、農業用水だけでなくほとんどの家庭が生活用水も大井沢からの引き水に頼っています。 この冬に第2ダムから流れ出した土砂の量は約5,000㎥だったそうです。 このような土砂の流出が今後何年で収まるのか、さらには今後予想される流出量がどの程度なのかといったことは国土交通省からも町役場の建設課からも何の説明も行われていません。
今後、第3、第4ダムにスリットが入れば、さらに膨大な量の土砂が大井沢川から寒河江川本流に流れ込むことは確実でしょう。
しかし、このスリット工事より10年、20年後には大井沢が昔の川の姿を取り戻し、寒河江川本流の夏季の水温を下げることも確実でしょう。
さて、20年先の姿を求めて今後の10数年を我慢すべきかどうなのか・・・。 ま、当事者以外でしたらなんとでもいえるんでしょうが。
理想としては、土砂の流出を抑えながらスリットを入れることなんですがね。
そんな訳で、ここ2、3日は明け方の最低気温が10℃を割るようになりました。 日中の気温も20℃前後です。
今夜は中秋の名月だそうで、昨夜もほぼ満月の月がまぶしいほどでした。