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2003/04/18: "花見"
二日ほど家を空けて帰ってきたら、庭先の雪がほとんど消えていました。
夕方、西側の山すそまで行ってみたら小さな水芭蕉がいくつか花を開いていました。
実は福島県の福島市に行ってきたんですが、昨日の福島市の最高気温は28.9℃。
大井沢は一面の残雪。 やはり、ひんやりとした大井沢に戻ってくるとほっとするものがあります。
で、最近すっかり名前が広まった「花見山公園」(?)というところに行こうとしたら、木曜日の昼過ぎだというのに公園の近くは花見客の車と観光バスで大渋滞。 人ごみを想像しただけで気分が滅入ってしまい、Uターンして戻ってきてしまいました。
もともと桜も花見もあまり興味が無いんです。 興味が無いというよりは、桜の名所というところにはゴミゴミした埃っぽいイメージがあって、かなり嫌いな場所のひとつです。
とは言いながらも、福島からの帰り道には赤湯温泉の桜の名所(五部咲きでした。)と山形市の霞城公園(満開)をはしごしてしまいました。
私にとっては桜よりも、ビニールシートを広げて宴会をしている人たちの方がはるかに興味深いものがありました。
OLらしい制服姿の女性たちが全員で正座してコンビニ弁当を食べていたり、女子高生のグループが車座になってスナック菓子をむさぼっていたり、どういう訳か車椅子に乗った人たちが沢山居たり、祖父母+両親+子供たちといった3代グループがやたらと目立ったり、オバさんグループの弁当は極めて豪華だったり・・・。
霞城公園では和服を着た変なオジさんがハーモニカを吹きながらウロウロと歩き回っていて(これが極め付きの下手)、小さな子供に愛想を振り撒いたりしているんですが、子供たちは気味悪がって泣き叫んでいました。
アマチュア写真家らしいオジイちゃんたちの数にも驚きます。 1本の枝垂桜に群がっていたりします。 あれじゃ桜を撮影しているのか、桜を撮影している人を撮影しているのか傍目には分かりません。
しかも彼らにはユニフォームのようなものがあるらしく、全員がポケット沢山の変な色の変なベストを来ています。 カメラは何と言ってもNikon、 三脚はZizzo、会話は山形なまり。
それにしても、桜の好きな人って多いんですねえ。 私の故郷に近い三春町の「滝桜」は見物客が何十万人も来ると言うし、私の姉夫婦は2泊3日で秋田県の角館まで桜見物に行くそうだし・・・。 一種の「お祭り」なのかなあ。