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2004/02/24: "しろもち"
「しろもちとは何か?」とのご質問があったので、簡単な説明を。
「しろもち」はうるち米の粉で作った生(なま)の餅で、いわゆる「しとぎ」です。
(大井沢では「シトギ」と言えば、山菜の「シドケ」のことを指しますが。)
製法は:
(1)4日ほど冷水に浸してやわらかくした米を、水切りしてから細かな粉になるまで臼でつきます。
(2)粉が十分に細かくなったら、少量の水、砂糖、茹でた大豆、胡桃などを加えてさらにつきます。
(3)30分以上もついて、硬めのアイスクリーム状になったら完成です。
臼で米をつき始めてから完成までは2〜3時間もかかります。
味は米の香りがするナッツ入りアイスクリームと言ったところ。 米の粉のざらつきがかすかに舌に当たります。
何も加えず、米の粉だけのもの(基本形)を好む年寄りも居ます。
熱を加えてあるのは大豆だけで、他は生です。(市販の米粉ではまずくて食えないしろものになるそうです。)
若い人たちにはあまり人気が無いようです。 私はイベントとしては好きですね。
これは冬の寒い時期の食べ物で、今年も黒淵部落では3月に「しろもちつきパーテイ」をすることになってます。
(yaginuma.com "Blog Archives" Feb.,2003に詳しい説明が残っているはずです。)