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2004/03/29: "沢納"
「たくのう」と読みます。
昨日は年度末の最終日曜日ということで、大井沢の各部落毎に「沢納」が行われたようです。
原部落でも、民宿「大原」を会場にして「沢納」が行われました。
悌二郎さんが教えてくれた「沢納」の意味は、「沢山納める」から由来しているとのことです。
昔、昭和20年代までは年に一度の税金や年貢の清算をする日だったそうです。
今では、それぞれの家から戸主が出席して部落の決算報告が行われる日になっています。
町内会長からの決算報告があり、諸々の清算が行われた後、宴会になります。 新年会とほぼ同じレベルの盛大さです。 そちこちで話が盛り上がり、決して荒れることもなく和気あいあいでカラオケもあり、実に和やかないい雰囲気の宴会です。
私が越してきて2年半になりますが、部落の集まりでの白熱した議論はしばしばなのに、宴会で議論や口論が起きることは一度もありませんでした。 ただただ楽しく、ただただお互いをねぎらい合い、酒を無理強いし、無理強いされた酒を必死に断り、それでも無理やりコップに注ぎ足し・・・しかもダラダラと飲み続けるわけでもなく、時間になればサッと切り上げます。 残った料理は折り詰めにして持ち帰ります。 子供のころ、大人たちが宴会から持ち帰ってきてくれる折り詰めをとても楽しみにしていたことを思い出します。
今年の「沢納」も無事終わりましたが、私は某氏宅へ押しかけて・・・。 反省。