[前の記事: "騒々しい初夏"] [新着記事一覧に戻る] [次の記事: "地震の被害は無くて、沢山のシオデ"]
2008/06/12: "ゴールデンですか?"
我が家の飼い犬はたれ耳の黒です。 全身真っ黒です。
すれ違う人たちから、「ゴールデンですか?」と聞かれます。
ほとんど毎日のように「ゴールデン?」です。 最初の頃は「いいえ、この犬は・・・。」などと丁寧に答えていたんですが、あまりにも頻繁に声をかけられるので、最近はすっかりうんざりしてしいて「いや、雑種です。」と言い捨てて通り過ぎることにしています。 「違うってことぐらい、見りゃ分かるだろ?」などと失礼なことは言いません。 。
昨日は、「真っ黒なゴールデンなんて見たことが無い。」と言われました。 私もそんな犬は見たことがありません。
子供たちを引率して修学旅行に来た某中学校の先生も「きれいなゴールデンですねえ。」と褒めてくれました。 もちろん、「ありがとうございます。」とお礼をいいました。
その中学校の生徒たちが、我が家の黒犬を囲んで、「ゴールデンだ、ゴールデンだ。」と口々に言います。
彼らに「英語のゴールデンはどんな意味?」と質問してみました。
全員が「金色!」とか「金!」などと叫びます。
「じゃ、この犬はゴールデンじゃないでしょ?」
「あ、そうかあ・・・。 なんて言う種類の犬なんですか?」
などと、とても有意義な会話がはずんだりもしたんですが、我が家の犬を褒めてくれた先生には恥をかかせてしまったかも知れません。
面白いことに、ほとんどの人が「ゴールデン」ではしょってしまって、「ゴールデン・レトリバー」とは言わないんです。(「あ、フラットだ。」と言われることもあります。 平べったく見えるんでしょうか?)
しかも、声をかけてくる人たちは「ゴールデン」は犬の種類であって、色の種類を示す言葉だとは認識していないようなんです。 「ゴールデン」の意味なんて小学生でも知っていると思っていたんですが、どうやらそれは大きな勘違いらしい。
小学校での英語教育が必須になるそうだけど、「ゴールデン」の意味くらいはきちんと教えて貰わないと、私のフラストレーションが溜まるばかりです。
(考えてみれば・・・いや、考えなくても・・・「レトリバー」も変ですね。 retrieverのことだと気付くまでは、全く意味が分かりませんでした。 どうしてこんなカタカナ語になってしまったんだろう? ダブダブルダブル・ドット・コムみたいなものかな?)