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2008/10/24: "ヒグマを食う。"
北海道の標津で貰ったヒグマの肉を料理しました。
ヒグマ料理の達人、標津の稲村師匠に教わったレシピです。
(1)ヒグマ肉を一口大に切る。
(2)肉を一度水煮にして、煮汁を捨てる。
(3)再度、肉を水から煮て、十分に火を通す。(私は日本酒を加えて煮てみました。)
(4)煮上げた肉をザルにとって水気を切り、稲村師匠特製、秘伝の味噌ダレでコトコトと味が沁み込むように煮込む。(この味噌ダレには、赤味噌の他に豆板醤、酒、みりん、砂糖などが入っているようです。)
完成した「ヒグマ肉の稲村風味噌煮込み」はしっかりとした歯ごたえで獣臭さも無く、ビール、日本酒にはぴったりでした。
さらに、酒を飲みながらアゴの鍛錬が出来てしまうという優れものです。
今回いただいたのは100kgほどの若い食べごろのヒグマの肉とのことでしたが、ツキノワグマよりは臭いも強く硬かったと思います。 ただ、我が家の犬は冷蔵庫から肉を取り出した途端に台所から離れられなくなり、水煮した肉を2、3切れあげたら夢中になっていました。
「愛犬のおやつにヒグマ・ジャーキー・・・ペットの野生を呼び覚まします。」なんてのはどうでしょう? トイプードルだってヒグマ猟に使えるようになりそうです。
*昨日(10月23日)の午後、道東の別海町で400kgのオスヒグマが捕獲されたとのこと。 これは日本国内で捕獲されたヒグマとしては歴代3位だそうです。 今朝の朝日新聞山形県のページに、罠で捕獲した129kgのツキノワグマのオスに無線発信機を着けて放したとの記事が掲載されていました。 このツキノワグマは「野生では最大級」なんだそうです。