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2010/05/06: "ウグイスは鶯色か?"
実際に野生のウグイスを見るのはかなり難しいことです。
すぐそばで声がしても、なかなか見つけることができません。
体が小さい上に、チョコマカと落ち着き無く動き回り、上の写真のようにとても地味で目立たない色をしています。
私の友人も、「え? ウグイスって鶯色じゃないんですか?」などと驚いて、理屈に合わないセリフをほざいたりする始末です。
広辞苑によれば、「うぐいすいろ」とは「緑に茶と黒とのかかったもの。 うぐいすちゃ。」とのこと。
「言海」で「うぐひすちゃ」を見れば、「茶色ノ藍気(アイケ)多キモノ、鶯ノ羽ノ緑ナルニ似タレバイフ。」とのこと。
要するに緑がかった茶色が、いわゆる「鶯色」なんだろうけど、いつの間にかメジロのような、かなり鮮やかな緑色と混同されるようになったらしい。 「鶯餅」や「鶯豆」などは、明らかにヨモギ色というかメジロ色なんだけど、「メジロ餅」や「メジロ豆」じゃ駄目なんだろうなあ。
ノジコはホオジロに良く似ていますが、頬が白くないし、さえずり声も違います。
初めて見る鳥です。
図鑑を調べたら、どうやらサンショウクイらしい。 オナガほどの大きさで、とてもきれいな声で鳴きます。
あまり人を恐れない鳥です。
ツグミかな・・・とも思ったのですが、森の中に居て、色も違います。
マミチャジナイという変な名前の鳥のようです。