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2003/07/10: "梅雨寒"
3週間ぶりに帰ってきた大井沢では梅雨寒の日が続いています。
昨日の最高気温は18℃、最低気温は14℃でした。
北海道に一週間、東京に2週間居て大井沢に戻ってきて見ると、すっかり緑が深くなっていて、ふと「都をば霞とともに・・・」などという歌を思い出したほどです。 まさか、秋風は吹いていませんが・・・。
悪いことに自宅のTAが故障。 サポート電話をたらい回しにされて散々な目に会いました。 TA本体を交換して、やっとInternetにつながりました。
阿寒湖で釣をしました。
ちょうどモンカゲロウの季節で、本来なら「アメマス爆釣」のはずだったのですが準備不足(事前に巻いて行ったのはモンカゲロウのダンを5個のみ。)もあって、さんざんな目に会って来ました。 私があまりにもあわれだったので東瀬さんや桶屋さんがフライをメグんでくれたほどです。
藤本さんにはズウズウしく、「何か適当なフライを持ってない?」と言ってダンはもちろんスピナーまで貰ってしまいました。
昨年の爆釣に味をしめてすっかり甘く見ていました。
それにしてもあのスピナーフォールは圧巻です。 夕方6時過ぎになると、森の木々から空を覆い尽くすほどのスピナーが現れ、アメマスがもぐら叩きのようにライズし始めます。 それなのに・・・結果は40cmと50cmを1匹ずつ、計2匹。
標津で藤本さんとオショロコマ釣に行ったのですが例によってワンキャスト3匹の釣になり、中にアルビノが1匹混じって来ました。 珍しいので、鮭の科学館で標本にしてもらおう、ということになったのですが、ホテルの冷蔵庫預けておいたら、夕食時に塩焼きになって出てきました。 本来でしたら、アルコール漬けになってるはずだったのですが、塩焼きじゃ標本にもなりそうにありませんし、かと言って食う気にもなれませんでした。
この釣の帰りに、藤本さんが滝を飛び越えて遡上するサクラマスの群れを見せてくれました。 次から次へと滝に挑戦する無数のサクラマスを見るのは初めてで、これを見ることができただけでも今回の釣行は大満足です。
北海道での釣が今年初めての釣だったのですが釣の良さや面白さを思い出し、なんだか釣をしてもいいような気持ちになって帰って来ることが出来ました。
それにしても、あの北海道の釣り場の魅力は周囲の自然の深さだけでは無い様な気がします。 飛行機に乗ってはるばる遠征したというプラスアルファでも無いでしょうし、やはり魚の違いでしょうか。
(我々がオショロコマを釣に入った川の中流で、岩手ナンバーのRV車を止めた餌釣師がサクラマスの密漁をしていて、 それは本当に汚らしく、非常に不愉快な光景でした。)
雨が上がったら暖房用の薪の準備です。