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2010/09/21: "周知の事実の曖昧告知"
秋田市内のコンビニで見かけた告知。
10月のタバコ値上げ前に、まとめ買いの予約を受け付けてます・・・ってことなんでしょうけど、予備知識無しにこの告知だけを見れば、10月から値上げされる高いタバコの予約を受け付けているようにも読めます。
よく、工事現場などに「テロ対策警戒実施中」という看板が掲示されていますが、これも読みようによっては「テロ対策に対する警戒を実施している」ような、テロ組織側からのメッセージともとれます。
告知や広告コピーに限らず、自分の思い込みだけで書いたり、話したりしていると、全く相手に通じなかったり、逆の意味に誤解されたりしちゃうことがよくあります。
対面しての会話だったらその場で修正することも可能ですが、手紙やメールだったら険悪な状況にだって発展しかねませんよ。
昔、私の部下が違うフロアの部署の担当者と大喧嘩になって、先方の上司が私のところにクレームを言いに来たことがあります。
原因はごく些細なこと。 メールを4、5回やり取りしている間に、誤解が誤解を生み、メールの文体に棘を含み始め、3通目くらいには悪意が混じるようになり、4通目、5通目ではののしり合いにエスカレートしてしまったようです。 会って話していれば5分で済むようなことだったんですけどね。
このコンビニの制作担当者は全く何の疑問も迷いも無く、誰にでも極めて明確に意図が伝わるものと思い込んで書いたんでしょうし、今でも「あれ、変かな?」なんてことは思ってもいないんでしょうね。
ま、通りすがりに読んでいる限りでは楽しいですけどね。
そう言えば、天童市には「ヘアーショップ」と言う店が有って、その前を通る度にあらぬ妄想をかき立てられたりします。