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2007/04/28: "カタクリを保存食にする。"
妻が近くの山で摘んできたカタクリです。
茹でて水にさらし、天日に干して保存食にします。
大井沢に来るまではカタクリが足の踏み場もないほどに至るところに咲いていることなど想像もしませんでしたし、それが食用になることも全く知りませんでした。 カタクリの根からはカタクリ粉が取れる訳ですから、葉や茎が食用になるのも当然と言えば当然のこと。
生のままでもおひたしや和え物などにして食べるようです。 少し甘味があって、私は好きではありません。
私は山菜を干したり塩漬けにした保存食をほとんど食べないのですが、先日、悌二郎さんにいただいた天然のゼンマイを干したものは味も食感も栽培物とは全く違って、すっかり感心させられました。
天然物の全てが美味しいとは思いませんが、山菜や茸に限って言えばどうも自然の中で自然に育ったものの方がかなり上位に居るような気がします。
もうすぐ本格的な山菜の季節になります。 しかし、コゴミも山ウドもタラノメも、ほんの2〜3度食卓に乗せればそれで十分です。 それに、シドケもハンゴンソウもヨブスマソウも、そしてコシアブラさえもが似たような味に思えて、あまり変化がありません。
都会の人たちが山菜や茸を珍重するのは、季節感を楽しむということにもあるのでしょうが、食べる機会が少ないからだと思いますね。