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2007/04/17: "ヤマヒツジのチーズを勧められて・・・東京見聞録"

芋洗い坂を上がりながら、見上げればこの風景。　
東京ミッドタウンという新名所なんだそうです。　こんなの、六本木じゃないよなあ・・・。
昔懐かしい六本木の風景は今や風前のともし火状態のようです。

麻布十番に新しく開店したチーズとワインの専門店を覗いたら、若い男性店員にチーズの試食を勧められました。
「パルメザンですね。」と言ったら、「いいえ、こちらパルミジャーノと言うチーズでございます。」と教えてくれました。
更に、「ヤマヒツジのチーズも色々と揃えております。」とショーケースの方へ案内してくれます。

思わず「ヤマヒツジ？」と聞き返してしまいました。
途端に横に立って私と店員のやり取りを聞いていた娘が、思いっきり私の脇腹に肘鉄を見舞って来ます。　「何で・・・？」と思いながらも、肘鉄にひるんでヤマヒツジに関する突っ込みは諦めたんですがケースの中のチーズには「山羊」というシールが貼ってありました。　　山形県の西川町大井沢では「山羊」と書いて「やぎ」と読みます。　
店員さんは色々と聞きなれないチーズを紹介してくれます。　「こちらはシェベールでございます。　あちらの黒い点々の入っているチーズはアオカビの・・・。」
いやあ、勉強になりました。　店員さんが「シェベール」と呼んだチーズのラベルには「シェーヴル」と書いてありました。
ヤマヒツジ、山羊、シェーヴル・・・どうやら別物らしい。
それにしても、「ヤマヒツジ」ってどんな動物なんだろう？　ひどく興味があります。


何年かぶりに銀座に行ったら、お祭でもないのに人、人、人・・・。
伊東屋で手帳を買って、Ｂｒｏｏｋｓ　Ｂｒｏｔｈｅｒｓでズボンを買って、ＵＮＩＱＬＯでＴシャツを買って、ビックカメラを覗いて、無印良品でコーヒーを飲んで・・・疲れ果てました。


新宿南口のドーナツ屋の前を通ったらこの人だかり。　「ただいまの待ち時間　１：３０」との看板。
１時間半も行列をして食うようなドーナッツがあるなんて信じられません。


新宿西口では「Ｎｏｖａ　Ｋｉｄｓ」。　まだ４、５歳の幼児なんです。
こんな子供まで騙して割り増し解約金を取ろうとしているのかと思ったら、子供たちが可哀そうで涙が出ました。


東京駅のホームにはこんな看板。　「荷物を立て掛けないで下さい。」と素直に言えばいいのに。

返答: コメント2通

久々に見る日本の都会の風景です。（日本に帰っても人ごみは疲れるのでほとんど行きませんでしたので・・・） いやぁー、すごいですね。 アムステルダムだってこんなに込んでいません。 ましてや私の住む村の近くの Eindhoven （オランダ5大都市の一つです） でこんなに込むのは PSV Eindhoven のサッカーの試合がある日くらいです。 けちなオランダ人はドーナッツを買うために人生の大切な時間を1時間半も無駄にはしません。 日本人は気長な人種だったのですね。 ところで、「荷物等」 の中に実は「子供」 というのが入っているのではないでしょうか。 はっきり「子供」 と書きにくいので、「荷物等」 と日本人らしい気遣いでぼかしたのでは？ うーーーーん、やはり日本はすごい！！！ でも、しばらく帰らなくてもいいかもしれない！！

Tsukasa さんからの 2007/04/18 05:00 AM JST のコメント

六本木で４０年を過ごした私でさえも東京の繁華街の人ごみには恐れをなしますね。
「日本はすごい！」と言うよりも「東京が異常」なんだと思います。
とは言いながらも豪雪と熊とカモシカとブナの里に５年も住んでいると、六本木の雑踏にホッとしたり、乱雑な街並みに癒されたりもするから不思議です。　それに、いつ行っても食物が旨いので嬉しくなりますね。　鮨は鮨らしいし、中華料理は中華料理だし、焼き鳥屋も縄のれんの飲み屋も納得の肴を揃えているし、蕎麦だってしっかりと蕎麦の味がするし、値段だって山形に比べればむしろ安いくらいだし・・・。
「荷物等」は可笑しいですよね。　確かに「荷物」以外に立て掛けるものとしたら子供か老人、あるいは不要になった連れ合いや恋人ってとこでしょうか？
「ご遠慮下さい。」ってのも、へりくだっているようでいてぶしつけな表現です。　「遠慮」を押し付けているんですから。　「遠慮なんてしません！」て言われたらどうすんでしょうね。

Yaginuma さんからの 2007/04/18 10:31 AM JST のコメント