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2010/02/23: "LEVI STRAUSSってジーンズメーカー?"
ジーンズを履き替えようとして、いつものジーンズとどこか違うような違和感を覚えました。
生地の感触も違うし、良く見れば縫い目も雑に見えるし、腰に付いている皮製のラベルも変につやがあって光ります。
内側に付いているタグを見たら「Made in Vietnum」と書いてあります。 これは1年ほど前にリーバイ・ジャパンから直接に通販で買ったものなので、贋物のはずはありません。
ふと、他のLeviジーンズの生産国に興味が沸きました。 手持ちの他の4本を見ると、フィリピン、日本が1本ずつ、そして2本が米国製でした。 そして今日のベトナム製ということになります。
米国製の2本は40年ちかく前に買ったもので、かなり色もあせてほころびも目立つのですが、まだ履けそうなので捨てずに置いたものです。
少なくとも40年前までは、この会社は米国内の自社工場か下請けを使ってジーンズを生産し、それを日本に輸出していたことが分かります。 しかし、今はどうなんだろう? 東南アジアの生産拠点は自社工場なんだろうか。
もし、海外の業者がOEM生産したものを単に流通させているだけだとしたら、これはもうメーカーとは呼べないんじゃないだろうか?
同じ意味で、UNIQLOなる日本の会社もただの流通会社にすぎないってことになりそうなんですが、これまで「メーカー」と呼ばれてきた企業は、いつの頃からか「企画・ディザイン会社」や「組み立て工場」、あるいは上記のような流通会社に変わってしまっているのかもしれない。
通販で買う衣料品に粗悪なものが混じるのも、トヨタの車に欠陥が出るのも、自社の社員が自社の工場で製品を作らずに掻き集めた部品を組み立てるだけだったり、OEM製品を右から左に流すだけになってしまったせいなんじゃないかとも思えるんですけどね。
そんな話とは関係ないんですが、ジーンズのラベルを見てびっくりしました。
私のWサイズ(ダブルサイズじゃなくてウェスト回りです。)は40年前と同じなんです。
それと、昔のラベルには「Every Garment Guaranteed」が無かったんですね。 自社工場で生産していた頃にはわざわざそんなことを言う必要も無かったってことなんでしょう。