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2010/08/04: "セミ 2種"
居間の窓枠で休息中のアブラゼミ。
セミの語源は・・・と大槻文彦の「言海」を見ると、「鳴ク声ヲ名トス」とあります。
小学館の「日本語源大辞典」でも「セミセミ・センセンという鳴き声から」とのこと。
どうやら昔のセミは「セミセミセミ・・・センセンセン・・・」と鳴いたらしい。
家の周りでは、数日前からツクツクホウシの声が聞こえ始めています。
朝5時から2羽のヤマセミがうるさく鳴き交わしていて、珍しく我が家の近くの電線に止まりました。
300mmレンズの手持ち、100分の1秒じゃ、やはり止まりませんね。
ところで、ヤマセミはセミでもないのに・・・と、「言海」を開けば、ヤマセミもカワセミも「やませび(又は、かはせび)」が正しくて、「せみ」は「せび」の転だと言います。 また、「古名そびヲせびト訛リ・・・」なんだそうです。
言海の発行は明治24年だから、少なくともこの頃まではカワセミもヤマセミも「カハセビ」とか「ヤマセビ」と呼ばれていたんでしょうね。 今になってみると、ちょっと言いにくい呼び方ではありますが。
「日本語源大辞典」も「ソビ」が転じたと記しています。 アカショウビンの「ショウビン」はこのソビが訛ったものとのこと。