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2012/07/01: "ひとつの文化が消えた日"

Kusaya063012b (124k image)
牛のレバ刺しが食えなくなって、今日は日本の食文化がひとつ失われた日です。
(文化って数えられるものかどうか分かりませんが。)
だからと言って、私個人としては、寂しくも悲しくも腹立たしくもないのですが、やはりくさやは臭いだけじゃなく、きちんと塩辛くて、しっかりと干してあった方が絶対に旨いと思います。
その点から言うと、六本木ヒルズのくさやは、「甘塩造り」の上に干し加減が中途半端で軟弱なくさやでした。
塩鮭や漬物、更には梅干しや味噌漬けまでが塩味を抑え、和菓子、ケーキ類、チョコレートやクッキーも甘さ控えめ。
逆に果物は酸味を抑えられて、甘さばかりが強調され、ニンニクや納豆は匂いを消される。
塩辛さも甘さも、控えめなのが「素材の味を生かして、上品で食べやすい」んだそうです。
焼けば真っ白に塩を吹くような塩鮭や、一切れでご飯を3杯も食えるような味噌漬けはどこに消えちゃったんだろう?
何か、レバ刺し以上に大切な日本の味覚文化が失われてしまったような気がしてなりません。
塩分や糖分を極悪非道の如く扱う近代医学は日本の伝統文化を滅ぼす最大の元凶です。
命をかけて日本文化を守るためには、極辛塩鮭に醤油をぶっかけて食うぐらいの覚悟があって然る可きです。 総理大臣でさえ命をかけて消費税を上げるんですから、どじょう汁にだって激辛赤味噌をタップリと入れるのが文化と言うものです。
ま、真面目な話は別にしても、塩っぱくて硬くて顎が疲れるようなくさやが食いたい。