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2002/02/13: "大井沢から(02/02/13)"
昨年の12月1日に山形県西川町大井沢に移住してすでに2ヶ月以上になりました。
今年の冬は比較的雪が少ないとのことですが、それでも積雪量は2m以上です。 我が家の屋根から落ちた雪も2階のベランダを越えてきました。 3、4日、雪らしい雪の降らない日が続いたと思ったら、この二日間の積雪量はこの冬一番だったとかで一気に1m以上も降りました。
家の周りはキツネ、タヌキ、テン、カモシカなどの足跡だらけです。 野ウサギの目撃話もしょっちゅうですし、庭先の木々には毎日のようにアカゲラ、コゲラ、アオゲラ、ヒガラ、コガラ、シジュウカラ、エナガ、それに川にはカワアイサ、コガモ、カワガラスがやってきます。 「家の周りに野生の動物がいっぱい」というよりは「野生動物のテレトリーの中に家を建ててしまった」という感じです。
夜になると、車庫の前に撒いた餌を目当てにキツネとタヌキが毎晩のようにやってきます。 両方とも2匹以上いるのは確実ですが、3匹なのか4匹なのかは確認できずにいます。 彼らが来なかった夜の翌日には朝日山の家のギンが来て思いっきり荒らしまわってゆきます。 ギンは私の家を完全に自分の縄張りとして考えているようで、庭先の3、4ヵ所にオシッコをしてゆきます。
あと2週間で山形県の渓流が解禁になり、ここ大井沢を流れる寒河江川のC&R区間も3月1日から2002年のシーズンが始まります。
上島橋のたもとに30cmから40cmのニジマスが3匹ほど居ついています。 水温はせいぜい2℃か3℃なのでしょうがけっこう活発に泳ぎ回っているので感心してしまいます。 解禁直後の釣りは当然のことながらニンフになる訳ですが、運がよければドライでの釣りを楽しめることもあるようです。 先日は真っ黒なトビケラが大量に発生していて、道路わきの雪の壁の上を黒い帯のようになって歩いていました。 もしかしたら、この大量発生にあわせて魚のライズがあるのかもしれません。 このトビケラのサイズは#14から#16ですが、朝日山の家の志田さんによればこれから徐々に大きくなるとのことです。 ライズを見れるかどうかはわかりませんが、4、5本巻いておこうと思っています。
昨年はいろいろなことが重なり、釣りらしい釣りをすることが出来ませんでしたが今年はノンビリと釣りを楽しむつもりです。 寒河江川C&R区間の監視活動もすることになると思いますが、「監視員」という呼び方は好きではありません。 むしろ「ガイド」として釣りに来る人たちへの情報提供ができればと願っています。