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2002/02/26: "さかな さかな さかなー"
山形県の寒河江市に「Joy」と言うデイスカウント・ショップがあります。 先日はここで10組970円の作業用牛革手袋を買いました。
ここの鮮魚売り場に行くと「さかな さかな さかなー、さかなをたべるとー、あたま あたま あたまー、あたまーがよくうなるー」などというメンデル先生のお考えは勿論のこと文部科学省ご推薦の学校教育さえも否定するようなとんでもない歌が流れています。
ところが、世の常識/良識をくつがえすような内容にも関わらず、この歌の女性歌手があまりにもあっけらかんと何の疑いも持たずに「あたまーがよくうなるー」と歌っているものですから、ついついつられて「あたまーがよくうなるう」などと口ずさんでしまいます。 今では家に居ても知らず知らずのうちに「さかな さかな さかなあー」と歌っています。
この歌は「Joy」鮮魚売り場のテーマソングかと思っていたら、娘が「全国漁業連盟」だか「全日本もっと魚を食わせる協議会」だかなんだか、そんな団体のキャンペーンソングだという極めてあいまいな知識を教えてくれました。
そんな訳で、今日、西川町のウエルマートに寄ったら「雛祭り」の歌が流れていました。 この歌の歌詞で子供のときから悩んでいる個所があります。
「お嫁にいらした姉様のお顔によく似た・・・」の「いらした」という言葉の意味です。
「お嫁にいらした」というのは「お嫁に行った」なんでしょうか? それとも「お嫁に来た」なんでしょうか? それに付随して起きる疑問が「ねえさま」は「実姉」か「義姉」かという問題になるわけですが。
それにしても、「いらす」とか「いらした」などという日本語はあるのかなあ? 広辞苑にも出ていないところをみると馬鹿な作詞家の造語なのかも知れません。
いつ、どこでだったか覚えてませんが「どちらからいらっしたんですか?」なんて質問を受けた経験はあるような気もするんですが、しかし、この時は「いらした」ではなくて「いらっした」だった訳ですから「いらっしゃった」の訛り形じゃないかと思うんです。
それはそれとして、西川町を通る国道112号線を寒河江市に向かって走っていると町外れの道路際に「Jusco 24km先」という大きな看板が目に入ります。 「2.4km」の間違いではありません。 「24km」なんです。
もう10数年前の話になりますが、ロータスの柳谷開発部長と一緒に東芝の青梅工場を訪問した時のことを思い出します。 朝9時に青梅工場へ来い、と呼び出されて二人で中央線青梅駅からタクシーに乗ったんですが、馬鹿な上司の尻拭いのために朝早くから青梅くんだりまで呼び出された不幸を慰めあっていると、目に飛び込んできたのが「パチンコ*** 2km先 駐車場完備」の看板でした。
「2kmも先のパンチンコ屋の看板が出てるような所には2度と来たくないね。」などと毒づいたりしたものです。 ところが、今では、「セブンイレブン、2.4km戻る」とか「モスバーガー ここから10km」などという遠距離看板だらけ、一番近いガソリンスタンドまで15kmなんてところに住んでいます。(モスバーガーって10km以上も車を走らせて食いに行くほどの価値があるのかなあ。 いまだに賞味していないのが残念です。)