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2002/02/25: "最悪"

痛めた右腕の痛みが肩を通り越して首筋まで上がって来てしまいました。　東京に帰る娘と一緒に妻もついて行ってしまったので、食事も何もかも一人なんですがご飯を茶碗に盛ろうとしても激痛が走るしまつです。
することもなく、ステレオの音を最大にしてモーツアルトの４０番をカール・ベーム／ウｲ―ンフィルで聞いていたらさらに気が滅入ってしまい、キース・ジャレットのバッハに変えたらさらに気分が悪くなり、Nigel Kennedyのヴィヴァルデｲはイラつくし、仕方がないのでエリック・クラプトンのFrom the Cradleを聞いたらもう最悪で、今は音を絞って陽水を聞いてます。　もうヤケですね。

今夜は見事な月夜です。　真っ白な月山が夜空にくっきりと浮かんでいて、森敦の小説を思わせます。　今夜もキツネがエサをあさりに来ています。
昼過ぎに我が家の向かいの斜面を歩くカモシカを見ました。　昨日、スノーモービルで走り回っているときに見つけた真新しい足跡の主と思われます。　なんで野生の動物ってあんなに輝いているんでしょうねえ。　あの美しさは何なんでしょう。
雪祭りの最中に志田忠昭さんに教えられて山の稜線よりもさらに高く飛ぶ３羽のクマタカを見ました。　雲の下すれすれに滑空しているクマタカの姿もただひたすらに静かで美しくて、涙ぐみそうになってしまいました。
今日の川の水は澄んでいましたが、見付橋下流の工事で泥水が頻繁に入ってきます。　魚が心配です。　平気で泥流を流し、あんなに川を汚すような工事を平気で行う土建業者の無神経さはどこから来るんだろう？　川が痛々しく、とても辛い思いをしています。
散歩をしていると雪が融けた道端でふきのとうを見つけます。　５、６個摘んできてはみじん切りにして味噌と合わせ、油揚げに詰めて焼いて食べます。　雪の大井沢でも、もう春を味わっています。
ここ数日は春が優勢です。　家の前の池の岸ではネコヤナギが芽吹いています。
それにしても、この筋肉痛はいつか治るんだろう。　永久に続きそうで憂鬱です。
陽水はノーテンキに「リバーサイド　ホテル」を歌っていて、そろそろ腹がたってきました。