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2002/05/08: "白いカモシカ(2)"
私の家の川を挟んだ対岸に見晴らしのいい小高い場所があります。
そこに朝から白いカモシカが居座っています。 時折り座る向きを変えたり、木に体をこすりつけたりしながら、一日中同じ場所に居てこちらをながめています。 フィールドスコープで覗くと右の角だけで左の角は根元からありません。 まるで一角獣のようです。
朝、ベランダに出て外を見ているときに、対岸に白っぽい固まりがあることは意識していたのですがそれがカモシカだとは思いませんでした。
昼食を食べながら外に目をやった娘が、その「白い固まり」が動いたのでカモシカだと気づきました。 先日、赤い吊橋のそばで見かけたカモシカと同じ固体なのかもしれません。 そのときは角が1本には見えなかったので、その後に傷ついたのでしょうか。 雨の中でジッと座ったままで毛並みも悪く、元気が無さそうに見えます。 明日まで同じ場所に居るつもりなんでしょうか。
昨日の午後から雨が続いていて、川は茶色に濁り、平水に比べて1m近くも増水しています。 紐に結んで川に入れていた水温計がしばらくして見に行ったときには流されてしまっていました。 1本だけの水温計なので、明日からは温度計でも水に浸けて測ることにします。
川霧が立ち上ってきて、対岸のカモシカの姿を隠そうとしています。