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2002/05/18: "国道112号線旧道"
国道112号線は西川町から鶴岡市に向かって、大井沢入り口の手前を右に入ると旧道になります。 この旧112号線の除雪作業は4月末の連休ごろから始まり、例年の開通は6月1日です。 今年は鶴岡側で土砂崩れがあって、開通が遅れるそうです。
この除雪作業も西川町側は昨日で終了すると言うことなので、喜春さんに誘われて娘と二人で作業の見学に行きました。 志津温泉の先、月山スキー場方面への右折点を直進するとすぐに一般車両の通行止めになります。 六十里越と呼ばれる峠道は月山道第一トンネルの上を通る道で、まだ1mから2mの雪が残っています。 タムシバ(コブシ、モクレンの仲間)、ヤシオツツジ、カタクリ、水芭蕉などはまさに見ごろでしたが山桜や山菜類にはまだ早く、カモシカの足跡と野ウサギの糞ばかりが目立ちました。 残雪の上に残された野ウサギの糞はまるで「ソバボーロ」のようで、あまりにも大量なのでいったい何百羽のウサギがいるんだろうと驚かされます。
ブナ林の残雪はよく締まっていてどこでも自由に歩き回れます。 ブナやミズナラの巨木に感銘し、青空を背景に光り輝くブナの新緑に見とれ、断崖の上から滝になって落ちてくる雪解け水に感動し、ロータリー車で削り取られたばかりの雪の壁の白さに驚いているとあっと言う間に一日が終わってしまいました。
ロータリー除雪車大好き人間の娘は巨大な除雪マシーンを間近にするだけでも大喜びで、家に帰ってからまで興奮していました。
ここでは、まだ冬の終わりと初夏とが同居しています。
帰り道、通行止めの道路を下から上がってくるミニバイクの二人連れとすれ違いました。 二人ともガニマタ乗りで、前を走っているのは工事現場用ヘルメットに土建業ファッションのオニーちゃん、後ろを走るのは白いタオルでホッカムリした眼鏡のオッサン。 いったい何者だったんでしょう? 山菜採り風でもなかったし、暴走族風でもなかったし・・・。
昨日の晴天から今日は寒い雨の一日になりました。 気温は一日中9℃を超えず、夕方にはストーブに火を入れました。
15日から我が家に滞在していた東京からのオバさま3人組が帰り、台風一過の静けさが戻りました。
19日からは懐かしの六本木です。