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2008/12/19: "反感をかうよ・・・。"
妻の弟が、「お宅のブログは旨そうなものばかり載せて、人から反感をかうよ。」なんてことを言ってたらしいけど、反感を持たれようが嫌われようが旨いものは旨いんだから、旨いもの大好き人間としては嬉しさのあまり思わず書いちゃいますね。
山本さんが送ってくれた冷蔵宅急便は八角、ニシン、ホッケ、イカ、ホタテ、ホッキ貝とまさに玉手箱でした。
八角は冬限定の北海道の珍味、見事なニシンも巨大なホタテも感動モノ、ホッキはもしかしたら剥き身に軽く塩を振って炭火で焼いたら極め付きの味になりそうだし、生のホッケなんて東京でだってなかなかお目にかかれません。
昨夜、ニシンを塩焼きにしていただきました。
妻と二人、無言、沈黙、会話無し・・・そして、「美味しいねえ。」と涙声。
今、スーパーストアの魚売り場などで見かける生のニシンは、山の温泉宿で出されるイワナの塩焼きよりも小さく、まるで大き目のワカサギといったところですが、これは本物のニシン、カドイワシ。 子供の頃に食べたニシンはまるまるとして大きく、しっかりとした数の子が入っていたものです。 私の故郷では、生のニシンを<カドイワシ>と呼んで、割合頻繁に食卓に乗る庶民的な魚でした。 村に来る行商の魚屋のトロ箱から、数の子の入った大きなメスばかりを選んでは嫌がられ、叱られた記憶があります。
私の皿に乗ったニシンにも、黄金色のしっかりとした数の子が入っていました。 妻のは白子。
数の子の半分を妻の皿に乗せてあげましたね。