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2008/12/23: "誰かに恨まれているらしい・・・と思ったらグルメ漫画。"
今朝は良く締まった残雪の上に明け方に降った軽い雪が4〜5cmほど積っていました。
どこでも歩けるものだから、気持ちよく雪の斜面を登り、犬と一緒にまだ真新しい動物たちの足跡を追い、高台に上がって大井沢を囲むようにして光っている遠くの山々を見物し、山頂辺りには強風が吹いているらしい小朝日を300mmの望遠レンズで覗き、のんびりと下り始めて途中まで来たら、思いっきり滑って転倒しました。
薄っすらと積った雪の下に、昨夜の冷え込みで硬く凍った氷が潜んでいました。
ゴム長のスパイク底もこれには全く効果無しです。
猛烈な勢いで落下する私の左わき腹と地面の硬い氷との間には、左手で抱え込んでいたNikon D1の大きくて頑丈なボディが有り、まるで突起した岩に肋骨を叩き付けるような状況になりました。
一瞬息が詰まりましたね。 雪の上に寝転がっている私を見て、飼い犬は大はしゃぎです。 飼い主も自分のまねをして雪の上を転げ回っていると思ったようです。 苦痛で動けない私に飛びついて手袋を奪い取って行きました。 腹を立てて蹴飛ばそうとしたら、その足にまでじゃれ付い来て、もう少しでゴム長も強奪されそうになりました。
やっと起き上がり、カメラの雪を払ってシャッターを切ったら正常に作動しました。
家に帰って、ことの顛末を妻に報告したら、「でも、カメラが無事で良かったじゃない。 肋骨にヒビが入ったくらい、すぐ治るわよ。」とのこと。
午後になっても左わき腹の痛みは少しもやわらがず、どうやら本当に肋骨にヒビが入ったようです。 妻が保証するように、すぐに治ればいんですが、北の海からの美味珍味ではしゃぎ過ぎ、誰かの恨みを買ってしまったのかも知れません。
などと、少し欝な気分になっていたら、三浦U猫氏から妻宛にAmazon経由で3冊のグルメ漫画。
体を動かしたくない状態なので、早速ソファに沈んでじっとしたままページをめくれば、これは正に都会・・・つまり地方都市ではなくて東京の食事風景そのものです。
「孤独のグルメ」はただひたすら普通のサラリーマンの外食風景。 会社で働いていた頃の日々の昼食を思い出します。
大学を卒業して最初に働いた会社は銀座にあったし、ロータスも神谷町にちかい虎ノ門だったし、笹塚だって結構安くて旨い中華料理、焼肉、寿司なんてのが食えたし、夜の接待料理よりも昼飯の方がずっと旨いものを食っていたような気がするなあ・・・。
特に銀座の昼飯は和、洋、中、エスニック、無国籍、どれをとっても美味、多彩、格安、超一流・・・と実に贅沢でしたね。
夜の銀座には全く興味が無いけど、昼飯だけは魅力があります。 それに午前中から開いているビアホールがあるってのも嬉しいですよね。 今だから白状しちゃうけど、ずいぶん会社をサボって交詢社地下のピルゼンや銀座ライオンなんてのに行きましたよ。
と言う訳で、またまた食い物話題でしみじみしちゃいました。