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2009/01/24: "大井沢 1月24日"
三日ぶりの雪。 薄い雪雲を通して温泉卵のような太陽が見えます。
2mを超えていた積雪も1.5mを切り、まるで春先のような日が続いていました。
一昨日の夕方、犬と一緒に山裾の町道を散歩していたら向こうから歩いてくる灰色の大きなカモシカと鉢合わせをしました。
私たちも目の前に突然現れた大きな動物にびっくりしましたが、カモシカも驚いて立ち止まり、戸惑った様子で面倒くさそうに元来た道をトコトコと引き返します。
我が家の犬も、あまりにも意外な遭遇が信じられなかったらしく、一瞬追跡をためらっていました。 私もこちらに向って歩いてくるのがカモシカだと認識するのに、2〜3秒かかりました。 気を取り直した犬が追いかけ始めたら、カモシカは迷惑そうに雪の壁に飛び上がり、慌てる風でもなくノンビリと林の方へ向います。
我が家の犬もすぐに後を追って林の中へ入っていったのですが、あっさりと振り切られたらしく、しばらくしてゼーゼー言いながら戻ってきました。 ちなみに、2mほどの雪の壁に飛び上がるときは、カモシカよりも我が家の犬の方が身軽に見えましたね。
昨日は雨でした。
この時期に大井沢で雨が降るのは本当に珍しいことです。 少なくとも私たちがここに住み始めてからは、1月の雨の記憶がありません。 雪の量も例年よりは少ないような気がします。
北海道では阿寒湖も風蓮湖も結氷せず、ワカサギ釣が出来ないとか。 1月に入ってからもヒグマがうろついていたそうです。
やはり、気候の変化が起きているんでしょうか。
雪が少なくなるのは大歓迎ですが、それが山や川の生態系に影響するとすれば、山で暮らす楽しみが無くなってしまいそうです。