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2009/10/17: "猿払、忠類、屈斜路湖・・・そして何も無し。"
18号台風と一緒に北海道釣行。
台風一過の羅臼漁港は天気晴朗なれど波高く、釣れるメバルはトゲウオサイズばかり。
知床の主峰、羅臼岳がいやにきれいに見えます。
札幌「むらかみ」の巨大なキンキ。 酒は八海山の冷。
山本さんと二人、ただただ無言、黙々、頭から骨まで食い尽くす。
猿払川の夕焼け。
震え上がるほどの冷え込み。
私のゾンカーを食ってきた猿払のカワガレイ。 いい形です。
山本さんの足元で悠然と泳いでいた1m前後のイトウはフライを完全無視。
今年もお世話になった「笠井旅館」。 主人ご夫妻の応対に、釣れなかったことなど忘れてしまいます。
海も川も大荒れ。 イトウを諦め、一路標津へ。
台風のせいで忠類川へは入れず、仕方無しに屈斜路湖へ。
対岸の奥に見える雌阿寒岳は雪をかぶり、狙いのニジマスは湖底に潜ってしまったのか全く反応無し。
足元ではベニザケそっくりの婚姻色に染まったヒメマスの群が泳ぎまわっていました。 オスは立派な背ッパリになり、正に陸封ベニザケです。
知床半島、ウトロ側の道路沿いに残っていた雪。
世界自然遺産は全てが濃霧、強風、横殴りの雨、押し寄せる波の中でした。
種田山頭火でもなければホームレスの老人でもありません。
オホーツクの虹を背景に立つ森繁久弥の銅像です。
標津「さわ」の鮭のキモ(心臓)バター炒め。 数十匹分の鮭の命が乗った一皿です。
こんなに晴れて風も無く、知床半島だってくっきりと見えているのに川は増水したまま濁りも取れず、まだ釣になりません。
国後の夜明けです。
帰る日の朝、やっと川へ。
VARIVASの16lbショックリーダーがフックとの結び目で立て続けに切れ、結局は1匹も獲れず、フライを4個も取られて時間切れ。 なに、川だって魚だって、来年も健在です。 私だって健在・・・のはず。