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2010/07/09: "キャラブキきを作る。"
林道を歩いていて見つけた野性の蕗があまりにも美味しそうだったので、きゃら蕗を作ることにしました。
味付けは、2kgの蕗に対して醤油1.5カップ、砂糖2カップ、酒、みりん、ひたひたの水だけ。
汁気が無くなるまで、3時間ほど煮詰めて完成。
ま、初めてにしてはきゃら蕗らしいものになりました。 水あめやカラメルが入れば、もう少し「らしく」なりそうな気がします。
妻の作ったきゃら蕗が美味しかったので、レシピを聞いたら、「月山まんま」に出ているというので参考にしました。
このレシピ集は、西川町の第3セクターが発行している地元の食材を使った伝統料理や山菜料理を紹介するパンフレットで、料理の種類やレシピだけではなく、山菜の処理法や保存法が紹介されているので便利です。(洋風にアレンジした料理もいくつか紹介されているけど、食指が動きませんね。)
一箇所、私でも「あれ?」と思うような説明がありました。
「ぶなはりたけ(かのか)は、杉とぶなの木にでるきのこ」とあります。
杉の倒木や古い切り株に生えるのは「スギヒラタケ」であって、表面だけの見た目は似ていますが、香りも味も歯ざわりも種類もブナハリタケとは全く違う茸です。
この辺りでは、ブナハリタケを「ブナカノカ」と呼び、スギヒラタケを「スギカノカ」などと言うもんだから、勘違いしちゃってるんでしょうね。 近年になって、腎臓病だか肝臓病だかの治療薬を服用している人たちが、新潟県や秋田県辺りでこの茸(スギヒラタケ)を食べて中毒を起こしているというんで、今では毒茸扱いになっています。
私は、スギヒラタケのマリネが大好きです。 特に、パンパーニッケルにオイルサーディンと一緒に乗せて食べると、至福、口福。 皆さんは食べない方がいいでしょうね。