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2012/06/12: "ITな人たち"
鬱陶しい季節になったので、昨朝のすっきりした月山を。
それはそれとして、私の親しい友人たちの多くが、いわゆる「IT(ICTというべきなんでしょうけど)関連」の人たちです。
以前から面白いとおもっていたことなんですが、どうも彼らには共通するいくつかの特徴があるように思えます。
その(1):声をだしての会話よりも、キーボード経由の筆談の方を好む。
で、最近は「口達者」との同意語で「指達者」(なんか嫌らしいけど)なんて言葉も使われ始めているらしい。 したがって、彼らのコミュケーション手段の98%はスマートフォンかPC経由のメールで、残りの2%が声を出しての会話なんです。 要するに、友人知人、会社の同僚や仕事仲間とのコミュニケーションは、たとえ隣に座っていてもメールでのやり取りで、口を使って話すのは家族との会話くらいのものなんですね。 喧嘩までメールや掲示板への書き込み、Twitter上などでやるもんだから、他人が嫌がったり、傷ついたりする語彙だけはいやに豊富な奴も居ます。
もちろん、電話を使うなんてことはほとんど皆無で、中には「え〜っ? iPhoneて電話にも使えるの?」などと驚く奴まで居ます。
その(2):食い物にはかなりのこだわりがある。 あるいは、食い意地が張っている。
しかし、彼らに特徴的なのは、どちらかと言えばB級的な傾向が強くて、特に丼物系、揚げ物系などが好きですね。 どうやら、彼らの価値観からすると、ミシュラン・ガイド系の店は、六本木ヒルズっぽくてダサいらしい。
ところが、ワインは別で、これに関してはA級であることが必須です。 味が分かるかどうかには関係なく、少なくとも周囲を唸らせるくらいのウンチクだけは必要です。
その(3):ポップカルチャー、2流映画、3流ドラマが好きである。
中には、やたらと漫画に詳しいヤツも居たりします。 そのウンチクがマニアックで、とにかくよく見ていますね。 いつ仕事をしてるんだろうと不思議になります。 そういう意味では、丸谷才一氏を驚かせた百目鬼恭三郎の読書量を超えているのかも知れない。
その(4):そして、絶対にアップルなんです。
Mac、iPad、iPhone、iPod・・・。
Windows、 Android、 Googleなんて・・・Microsoft? そんな会社、まだ在るの? ジョブズは神様だけど、ゲイツって誰?
ってな雰囲気ですよね。
それに、彼らがアップルにこだわるのは、とても現実的な利点があるからなんです。
彼らのほとんどの仕事先は富士通だったり、NECだったり、あるいはソニーだったり東芝だったりするもんだから、うっかりどこかのメーカーのWindowsPCなんてのを持っては行けません。 その点、Macだとなんとはなしに大目に見られちゃうんですね。
という訳で、フリーのライターも、起業家集団も、Mac、 iPhone、 iPadが3種の神器としての必須アイテムなんです。
ところが、プレゼンテーションだけはなぜかパワーポイント、などという矛盾もあることはあります。
ま、私の偏見と思い込みと勘違いなんでしょうけど、でも嫌いじゃないね。