今頃になって−8℃、−11℃
3月もそろそろ終わりだと言うのに、昨朝は−8℃、そして今朝は−11℃です。
それでも、日中は気温がプラスになるせいか、道路に降り積もった雪も昼前には消えてしまいます。
朝になって急に冷え込み、濃い霧になりました。
この霧もすぐに消えて、午後からはまた雪です。
明日も雪の予報。 諦めの悪い冬ですが、春もうじうじしていてはっきりしません。
10/03/28 @ 10:43 AM JST [続く……]
今頃になって−8℃、−11℃
3月もそろそろ終わりだと言うのに、昨朝は−8℃、そして今朝は−11℃です。
それでも、日中は気温がプラスになるせいか、道路に降り積もった雪も昼前には消えてしまいます。
朝になって急に冷え込み、濃い霧になりました。
この霧もすぐに消えて、午後からはまた雪です。
明日も雪の予報。 諦めの悪い冬ですが、春もうじうじしていてはっきりしません。
10/03/28 @ 10:43 AM JST [続く……]
オシドリの群
前山の麓からオシドリの群が飛び立ちました。
ラフカディオ・ハーンの「怪談」に「オシドリ」という物語があって、この話の舞台は私の故郷の隣村、陸奥の国 田村の赤沼ということになっています。
ところが、私は中学生になって「怪談」を読むまではこんな話は聞いたこともなくて、両親に確かめても知らないと言うし、高校で一緒になった赤沼出身のクラスメートも全く知りませんでした。
あれは、ラフカディオ・ハーンの作り話か、誰かに吹き込まれたただのガセネタだったに違いありませんね。
だいたいが、雌のオシドリが人間の女になって夢枕に立ったり、猟師の目の前で自殺をしたりなんてこと自体が眉唾ものです。
それに、主人公の猟師の名前も、よく覚えてはいないのですが、昔の庶民としては極めて変な名前だったような気がします。
ただ、この辺鄙な村の地名だけが変に現実味を帯びていて、そのことの方が怪談じみています。
今朝のオシドリの群は雄だけが7羽で、雌は1羽も居ませんでした。
取り入れの終わった田んぼなどでも、雄だけのオシドリの群をよく見るのですが、雌だけの群は見たことがありません。
10/03/24 @ 09:05 PM JST [続く……]
黄砂雨、そしてCSA
昨日は、中国産の黄砂と汚染物質をたっぷりと含んだ雨になり、増水した川までが黄砂色の濁流になりました。
もっとも、雪解けが流れ込んだ川は黄砂とは関係なくいつもコーヒー牛乳色になるんですが。
毎日が土日、祝日のような生活をしていると、3連休も10連休も意識に無くて、所沢や川崎ナンバーの車が川岸に駐車していたりすると、「何をしに来てるんだろう?」などと思ったり、川に入って釣をしている人を見れば、「物好きな人も居るもんだ・・・。」と感心しちゃったりもします。
それにしても、この3連休を利用して大井沢までお出でになった釣り人の皆さんには気の毒なことでした。
黄色い雨で茶色に変色してしまった残雪です。
大井沢に居て、こんなに汚い雪を見るのは初めてです。
我が家の犬は、日ごろから汚れるのが好きで困っているのですが、昨日も嬉々としてこの汚染雪の上を転げ回って居ました。
そうそう、昨日は民俗研究家、結城登美雄氏の話を聞きました。
ユーモアに富んていながらも極めて辛らつな話だったんですが、実に興味深くて考えさせられる内容でした。
彼の話も、結局は「・・・ということなんだけど、やるか、やらないかは地元の人たちの問題。 さあ、どうする?」ってこと。
大井沢の皆さん、どうします?
特に、「CSA(Community Supported Agriculture)」という仕組みには興味を引かれました。
この仕組みを使えば、米60kg/2万4千円、手作り味噌1kg/800円で売れる・・・かもしれない。
大井沢に居ると、新しい情報が寒河江川の激流にように押し寄せて来るんで、どんどん頭が良くなっちゃいますね。
10/03/22 @ 10:02 AM JST [続く……]
それでも春
場所によっては、まだ2mを超える雪が残っているのに、陽射しはすっかり春です。
朝は−6℃、そして日中は+6℃。 今朝はもう10℃です。
山では動物が活発に動き出しているらしく、我が家の犬は臭いの追跡に大忙しです。
年度末のせいか、のんびり、のどかな田舎暮らしを満喫し、釣り以外には何もしないはずだった私までが、連日の会議、集会、懇談会・・・で、大忙しです。
考えてみれば、都会の集合住宅暮らしなんてのは地域社会とはほとんど関わりの無い、ある意味ではかなり無責任な生活が可能なんだけど、過疎化、高齢化の進んだ山村で、まともで常識的な生活をしようとすれば、「あっしには関わりのねえことでござんす。」ってなことばかりも言っていられません。
昨夜、東大の先生から、大井沢における「内発的ESD」をテーマにした、とても興味深い話を聞きました。
いちいちごもっとも、納得、おっしゃる通り、なるほど、正にそうなんです・・・さて、じゃあ、どうする?
あっしにも関わって来ちゃうのかなあ・・・。
(ESDって知ってました? <Education for Sustainable Developement=持続可能な社会のための教育>の略だそうです。 大井沢に居ると、色々と新しいことを勉強できます。)
10/03/20 @ 11:32 AM JST [続く……]
灼熱の東京から極寒の大井沢へ
浜松町駅を降りたら、アメリカ人らしい観光客の一団が半袖Tシャツで汗をかいていました。
私は、大井沢の最先端、重装備、フルスペックのとてもクールなファッションで決めていたものですから、あまりの暑さに半死半生、息も絶え絶え、六本木の自宅にたどり着いた時には絶命寸前でしたね。
でも、東京の人たちって凄いですねえ。 大江戸線の車内には、涼しい顔でダウンジャケットやフリース、ロングコートを着ちゃってる人が沢山居ました。
と言う訳で、銀座へ行ったら歩行者天国です。(昔、知り合いのイギリス人が、歩行者天国を「pedestrian paradise」と訳していたけど、こんな英語が有るんですかね?)
まあ、その人の多さにはびっくりで、こんなに沢山の人を見たのはいつのことだったか記憶に無いほどで、すっかり圧倒されてしまいました。
もうひとつ驚いたのは、買い物袋を下げている人をほとんど見かけなかったことです。 「ビックカメラ」に行っても、混雑しているのは入り口の携帯電話売り場だけで、レジは閑散としているし、銀座も有楽町も「モノを買わない人々」に占領されちゃってるのかも知れません。
もちろん、私はビックカメラで52mmレンズキャップ(330円)を買って、ユニクロで4足990円の靴下を1ダースも買ってしまうという豪華極まりない買い物をしちゃいましたよ。
大井沢に帰ってみれば、雪がドサドサと音を立てて降っていました。
昨日も今日も除雪車が出動しています。
広尾の「ナショナル麻布」で売っていた薪は一束1,150円!!!
さすがは高級スーパー、白檀かチークでも薪にしているのかと思ったら、細いナラを4〜5本、針金で束ねただけのものでした。
見かけは貧弱なナラだとしても、もしかしたら無農薬、有機栽培、燃やしてもCO2を出さず、煙は健康にいいといったような特別な薪なのかも知れません。 六本木ヒルズや広尾ガーデンヒルズ辺りに住んでいる人たちは、こんな薪を炊いて寒くなりかけている懐でも暖めてるんだろうか?
10/03/18 @ 11:32 AM JST [続く……]
Prematured・・・自家製パンチェッタ
正月に仕込んだパンチェッタを試食してみました。
約2ヵ月半ではまだ熟成が足りないようで、独特のコクと香りがあまり出ていません。
しかし、味と言い、色合いと言い、どうやら順調に熟成が進んでいるようです。
あと1ヵ月もすれば、「らしい」ものになりそうです。
もし、上手く行ったら、来年は少し多めに作って、友人たちにも試食してもらおうか・・・などと思い始めています。
そんな訳で、今日は今年2度目のベーコン作りです。
前回は6kgほどの豚バラ肉を使いましたが、今回は3kg強です。
完成したものは冷凍保存して、1年を通して食べます。
10/03/12 @ 10:10 AM JST [続く……]
雪まつりの打ち上げは雪
昨夜は21回も続いてきた「大井沢雪まつり」の、最後の打ち上げパーティでした。
70人を超える人たちが集まり、豪華な料理と浴びるほどのビール、酒、焼酎の盛大な宴会となりました。
すっかり春めいた、暖かな日々が続いていたのに、パーティが始まる頃から降り出した雪は、夜には最後の雪まつりを惜しむように、本格的な名残り雪になりました。
一つの終わりは次ぎの始まりです。
元気で明るい大井沢のシニアたちの間では、すでに宴会の席で様々な次ぎのアディアが飛び交い、私までがすっかり元気を貰ってしまいました。
ま、そんな訳で、昼飯は「引き摺りうどん」でも・・・と思ったら、これはすでに昨日の昼に食っていたので、カレーにでもします。
(「引き摺りうどん」: 山形の内陸部の人たちはこれが大好きで、何かにつけて「引き摺りうどん」です。 これ専用のうどんまであります。 要するに、大鍋で大量に茹でたうどんを、鍋ごとテーブルに運んで、各自がうどんを引き摺りだして薬味につけて食うという、極めて単純な食事です。 「釜揚げうどん」の一種とも考えられるんですが、特徴は薬味というか、そのつけダレにあります。
つけダレの基本は、納豆、鯖の水煮缶詰、きざみ葱、醤油です。 ヴァリエーションは色々と有るようで、中にはマヨネーズを加えるなんて人も居ます。
あまり頻繁に食っていると、さすがにうんざりしますが、四半期に一度くらいの頻度でしたらかなり美味しく食べられますね。)
10/03/10 @ 11:19 AM JST [続く……]
カモシカ、雪崩・・・
山裾の足跡を目で追ったら、その先の急斜面をカモシカ(赤い丸の中)がトコトコと登っているところでした。
大井沢で見るカモシカは、ほとんどがシルバーグレイなのですが、これは珍しく黒に近い色です。
こんなときに限って望遠レンズを持っていません。
雪崩が沢を堰き止めています。
野鳥の巣らしい。 建材は苔。 住み心地はかなり良さそうです。
啄木鳥の食事跡。 彼らは、幹の中をうごめく虫の音を聞いて居場所を確認するんだそうです。
10/03/08 @ 03:53 PM JST [続く……]
なんという暖かさ
夕方、外に出れば六本木の排気ガスの中にでも入ったような、異様な暖かさ。
曇り空なのに気温11℃。 道路沿いの雪の壁からは溶けた水が糸を引いて流れ落ちています。
いつもの防寒靴ではなく、普通のデザートブーツで出かけたら、アスファルトの感触が靴底から直に伝わってきて、まるで裸足であるいているような錯覚を覚えました。
分厚いフェルト底のウェイディング・シューズを、川から上がって、スニーカーに履き替えたときの感触です。
ひぐちさんのBlogに「食べログ 東京・横浜2010」なる本のコメントが載っていて、彼の言っていることがひどく面白くて、しかもこれはなんとかランキング全般に共通するだけじゃなくて、選挙にも当てはまりそうだと納得です。
10/03/05 @ 05:46 PM JST [続く……]
最後の雪まつり
21年、21回も続いた大井沢の雪まつりも2月27日で最後になりました。
晴れて風も無く、積雪は例年の半分。 道路も乾いて穏やかな祭りになりました。
我が家から見る冬の花火もこれが最後です。
道路沿いに点々と灯されたろうそくの明りは、幻想的で祭りを訪れる人たちにはとても評判が良かったのですが、これももう見られなくなります。
過疎化、高齢化、資金不足の中で、1万人・・・村の人口の30倍です・・・を越える人たちが来場する祭りを、全くの手作りで21年間も続けてきたなんて、これはもう奇跡でしょう。
社会の中で、また何かが切り捨てられ、見捨てられて行くような、焦燥感に似たものを感じます。
10/03/01 @ 11:56 AM JST [続く……]