Fish On!
「干物でもなく、外国産の冷凍物でもなく、生きのいい生魚が食いたい。」と念じ続けていたら、房総の地物の魚が届きました。
ヒラメ、コチ、キンメダイ、アジ、そしてはじめて見るいかにも魚らしい形をした黒い魚・・・。
早速、ヒラメとアジは刺身にして夕食に。 山形に来て以来、ヒラメの刺身を口にした記憶がありません。
ヒラメってこんなに美味しいものだったんですねえ。 甘くてしかも深みのある旨さです。
当然、ヒラメのアラは潮汁にしました。
コチは天ぷらに。 洗いにしても旨そうです。
キンメダイは煮て、黒い魚はどうやら塩焼きが良さそうです。 残ったアジは、素揚げにしてマリネにしようと思っています。
これから数日は至福の日々が続きそうです。
11/06/29 @ 09:01 AM JST [続く……]
山形も梅雨の入り
今週になって、どうやら山形も梅雨に入ったようです。
今日は、朝から強い雨が降ったり止んだりで、寒河江川はミルクコーヒーの濁流になっています。
多分、雨と一緒に山の残雪が溶け出して流れ込んでいるのでしょう。
流れに押されて川底を転がる岩の音が、遠雷のように響いてきます。
薪の玉切りが、先週いっぱいで終わりました。
1週間もあれば余裕で切り終わるだろうと甘い予想を立てていたのですが、実際には2週間以上もかかってしまいました。
直径40cm、50cmの木が大量に混じっていて、一番の大物は根元の太さが60cmを超えていました。
梅雨入り前に終わったのが何よりです。
11/06/23 @ 04:59 PM JST [続く……]
ワラビだっていただきます。
大井沢では、今がワラビの最盛期です。
今朝5時半、努さんの山でいただいてきたワラビの極く一部です。
木灰と熱湯でアク抜きをします。
大量にいただいたときには、塩漬けにして保存します。 干した塩漬けワラビを水でもどしたものは、ゼンマイをしのぐ美味しさです。
11/06/16 @ 03:35 PM JST [続く……]
新しいチェインソーを買いました。
8年も使っているSTIHL製のチェインソー1台だけでは、作業の効率も悪い上にエンジンやバーへの負担も大きすぎるので、新しくMS240というモデルを買い足しました。 バーの長さは以前の機種と同じ40cmですが、全体にがっちりとしていて頑丈そうです。
大井沢は、もともと林業の盛んな所なので、村の人たちにとってはチェインソーは日常的な必需品です。
村のプロたちに聞くと、「耐久性で選ぶなら、(ドイツ製の)STIHLか(スエーデン製の)Hasqvarnaだけど、薪を切る程度だったら国産でも十分だよ。」とのことだったので、3万円ほどの日本製を購入しました。
2年で壊れてしまいましたね。 チェインを回転させるスプロケットが割れてしまったんです。 購入したホームセンターへ持ち込んだら、修理代が2万5千円だと言うんです。 で、同じ機種の新品が2万6千円なんです。
あまりにも馬鹿馬鹿しいので、日本製をあきらめて買ったのが、今もたくましくもけなげに活躍しているSTIHL社のMS230Cです。
この8年で、累計100トン以上のナラの木を切っているのに、びくともしませんね。 チェインだけは3回ほど交換しましたが。
ただし、重いです。 今まで使っていた機種でも6kg強もあったのに、新しいものは7kg近い重さです。
以前に、STIHL製チェインソーのコレクターに会ったことがあります。 林業には関係の無い職業の青年でした。
あらゆるサイズのチェインソーを集めているとのことで、車のトランクを開けると、10台ほどのチェインソーが積み込まれていました。
彼の場合は実際に使ってみて楽しむんだそうですが、プロ用の大型機種なんて30万円も40万円もするんです。
不思議な趣味もあるもんだ・・・と思ったものですが、ま、釣りが趣味だなんて言って、数十万円の釣竿を買っちゃう人も居るくらいですから・・・。
11/06/11 @ 03:05 PM JST [続く……]
「むそい」あるいは「むさい」
もう一週間近くも薪用のナラを切っているのに、まだ半分も残っています。
福島県郡山地方の方言に、「むそい」という表現があります。
物事や食べ物がなかなか減らないような時に使います。 子供が大きな飴玉などを口の中に入れていて、いつまでも舐めているようなときも「むそい飴だな。」などと言います。
大井沢では、同じ意味で「むさい」という言葉を使うそうです。
語源は同じなんでしょうね。
広辞苑を開いてみました。 「むそい」という言葉は見当たりません。 「むさい」は「無妻」だったり、「無才」だったり、あるいは「むさくるしい」の意味だったりして、「物事が長持ちして減らないこと」などという意味はありません。
なぜ「むそ」かったり、「むさ」かったりするのか分かりませんが、我が家の薪もひどく「むそくて」、なかなか減りません。
ちなみに、囲炉裏やストーブの中でいつまでも燃え続けて長持ちする薪も「むそい」あるいは「むさい」薪ということになります。
福島の原発事故も「むそ」過ぎます。
11/06/10 @ 11:12 AM JST [続く……]
そして政治災害は続く・・・。
昨夜は、寝ている間も開いた口がふさがらなくて、すっかり喉を痛めてしまいました。
「選良」という言葉が有るけど、選ばれて国会に集まっている連中は正に「選愚」ですね。
そんな連中をわざわざ選んで国会に送り込んだ我々は、ただの「衆愚」ってことになるんだろうなあ。
しかも、こんな情況にありながら議事堂に押し寄せるデモも無ければ、百姓一揆も漁民による打ち壊しも起こらない。
ここでも世界に誇る「民度」の高さが現れちゃってるのかな?
そして、この政治災害によって、被災地はより悲惨に、日本国民はより貧しくなるんですね・・・。
11/06/03 @ 12:34 PM JST [続く……]
源太郎さんの熊肉
源太郎さんが自分で獲った(らしい)熊の肉を佃煮にして持ってきてくれました。
(熊撃ちは、数人のグループで行う猟なので、源太郎さん一人の獲物という訳ではないんでしょうけど。)
もちろんツキノワグマです。 どんな風に調理したのか、びっくりするほど柔らかく煮てあります。
で、夕食のメインディッシュは熊、そしてシゲヨさんにいただいた赤コゴミの炒め煮(左上)と妻の畑のアスパラガスです。
これもいただきもののアケビの若芽です。
茹でたては苦味がとても強いので、一晩冷水に晒してから食べます。
それでも、特有のほろ苦さが残っていて、なかなか趣きのある味わいです。
11/06/02 @ 10:25 AM JST [続く……]