マイクロソフトが公取に泣き付くんだって?
今朝の朝日新聞(山形版)にこんなベタ記事が。
まさか・・・とは思うけど、あまりの可笑しさに、吹き出しちゃいました。
本当だとしたら、あまりにも滑稽と言うか、何と言うか、ま、心温まる話ではありますね。
10/07/31 @ 10:43 AM JST [続く……]
マイクロソフトが公取に泣き付くんだって?
今朝の朝日新聞(山形版)にこんなベタ記事が。
まさか・・・とは思うけど、あまりの可笑しさに、吹き出しちゃいました。
本当だとしたら、あまりにも滑稽と言うか、何と言うか、ま、心温まる話ではありますね。
10/07/31 @ 10:43 AM JST [続く……]
手前味噌かもしれない・・・我が家のベーグル
ベーグルが食べたくなって、妻に頼んで焼いてもらいました。
市販のどれよりも、我が家の家族が焼くベーグルの方がずっと美味しいと思います。
クリームチーズをたっぷりと塗って、薄切りの玉ねぎと自分で作ったスモークサーモンを挟んで食べます。
昔、海外に出張すると、滞在するホテルでの朝食が楽しみでした。
(ボストンのホテルで「Steak Breakfast」なんてのを食ってる開発部長も居ましたが、このステーキが予想を超える大きさ、厚さなんです。 朝食のメニューに載っていたんですから、アメリカ人の中には、朝からあんなものを食うヤツがいるんでしょうね。 もっとも、くだんの開発部長は日本人でしたから、アメリカ人だけって訳でもないのか・・・。)
しみじみ美味しいと思って食べたのはダブリンのライブレッド、ボストンのイングリッシュマフィン、ニューヨークのベーグル、そしてシカゴのホテルで出されたエッグベネディクティン・・・。
どれもこれも、どこでも食べられるようなものばかりなんですが、それぞれの気候風土のせいだったんでしょうか、素材や作り方が違っていたのでしょうか、なんだか特別に美味しかったように思います。
一度だけ、UAの手違いでファーストクラスに乗せられたことがあります。 ドンペリニオンが飲み放題、キャビアは食べ放題でした。 私の前に座った夫婦は、ワインクーラーに突っ込んだドンペリのボトルを次々に空にしていました。
優雅な時代だったんですね。
で、食事と食事の合間に、小さなベーグルを出されたんですが、これは意外に不味かったですね。
10/07/29 @ 06:06 PM JST [続く……]
カルガモだって暑いんです。
ベランダの下の池に、イワナのライズリングにしては大き過ぎる波紋ができていました。
見れば、池の上に張り出した胡桃の枝の下で2羽のカルガモが涼んでいました。
いつもだったら、人間の気配がすればすぐに逃げてしまうのに、今日はノンビリとしています。 飛び立って逃げないところを見ると、まだ幼鳥なのかも知れません。
今年は家の前の県道を横切るカルガモの行列をほとんど見ませんでした。
おかげで、カモの交通事故も、今のところはゼロです。
10/07/27 @ 03:53 PM JST [続く……]
火元は扇風機
厳冬期には見事なヒマラヤ襞を見せる障子ガ岳も、この季節はいかにも暑苦しそうです。
大井沢でも30℃を超える日が続いています。
週間予報では、週末まで33℃から34℃の日がつづくとのこと。 暑い一週間になりそうです。
先週、民家が全焼する火事がありました。
風の無い日だったので、隣家や裏山への類焼はまぬがれましたが、火元はスイッチを切り忘れた扇風機だったようです。
ここでは、119番に通報してから消防車が到着するまでには、20分も30分もかかってしまいます。
家人は全員が留守中で、貴重品も何も持ち出せなかったことでしょう。
心が痛みます。
10/07/26 @ 10:13 AM JST [続く……]
小さな酪農家のまじめなアイス
岡山の小さな酪農家がまじめに作っているという「小さな酪農家のまじめなアイス」というアイスクリームが届きました。
妻は独禁法違反も恐れずに独占しようとしていますが、「岡山のもも」を一口、二口、横から掠め取ったら、実に爽やかで上品な白桃の香りが口の中に広がって、とてもいい感じです。
どっかのテレビ番組で、地域で最も古い焼肉店やラーメン屋を探し回っている丸顔のADクンのセリフを借りれば、
「白桃の爽やかでさっぱりとした味わいに、新鮮なミルクの風味とコクが溶け合い、しかも上品な甘さで食べやすく、とっても美味しいです。」
ってなことになります。 (ちなみに、私はこの「食べやすい」や「飲みやすい」という褒め言葉が大嫌いなんですけどね。)
メロン味も届いているので、次ぎはそっちを掠め取ろうと狙っています。
ところで、岡山は果物王国を自称しているけど、自称果物王国は全国にいくつあるんだろう?
私が住んでいる山形県も「果物王国だ!」と威張ってるし、山梨県だって「果物王国です。」と言うし、多分、長野や福島、青森だって果物王国だと思ってるんでしょうね。
群雄割拠、熾烈な覇権争い、麻のように乱れた乱世だなあ・・・。
ま、このての王国なんてのはいくつ有っても害にはならないでしょうけど、でも、果物や蕎麦が自慢のところって、なんだかあまり豊かじゃない地方のような印象がありますよね。 特に、蕎麦はね。
10/07/21 @ 09:07 AM JST [続く……]
食通は女性蔑視?
先日、体調を崩して全く食欲が無く、胃がむかついて気分の悪い日が続きました。
仕方が無いので、ベッドに転がって鮨の本ばかりを読んでいたんですが、魯山人の「握り寿司の名人」という文章にひどいことが書いてありました。
「今一つの新傾向は、女の立ち食い、腰掛食いが驚くほど増えて来て、男と同じように「わたしはトロがいい」「いや赤貝だ」「うにだ」と生意気をやって、噴飯させられることしばしばという次第だ。・・・・・・島田髷の時代には売物にならなかった御面相が、口紅、爪紅、ハイヒールで堂々と寿司通仲間に侵入し、羽振りを利かす時代になってしまった。」
なんてことを言ってるんです。 1952年か1953年辺りに書かれた文章らしいけど、この頃にはここまで露骨に小気味のいいことが書けたんですねえ。 いい時代だったんだなあ・・・とうらやましがっていたら、「すきやばし次郎 旬を握る」でも、もちろんこれほどまでに露骨ではないんですが、小野二郎名人がこれに近いことを言っています。
吉行淳之介と丸谷才一の両氏は、山口辺りの女鮨職人の鮨を褒めているけど、この二人だったらそれは当然と言えば当然のことな訳で意外でもなんでもないんだけど、今回読んだ鮨関連の本には鮨屋の女房の話は出てきても、少しも女っ気が感じられません。 鮨は、どうやら作る方も食う方も、どちらも「男の世界」的な雰囲気が濃厚なようです。
もともと、プロの料理人の世界そのものが、男尊女卑的な傾向があるようにも思えます。 特に日本料理や鮨の分野にはそれが露骨に出ているのかもしれません。 でもね、その理由はかなり不純なものなんじゃないのかなあ・・・なんて思ったりもする訳です。
つまりですね、料亭なるところは金持ちの男が芸者を上げてドンチャン騒ぎをするような場所だったんだろうし、鮨屋なんてのは、下心見え見えの馬鹿男どもがクラブのホステスなんかを同伴して食いに来る場所でもある訳で、こんなところに素人の女性客が居たんじゃ男の後ろめたさが倍加しちゃって落ち着かないんだろうね。
ま、北大路魯山人が「島田髷の時代には・・・。」と言いたくなる気持ちも分からないではないけどね。
それはそれとして、丸谷才一氏が、ミシュラン三つ星鮨屋の親父にいちゃもんをつける理由は、実はこの女性客蔑視的な雰囲気が気に入らないんじゃないか・・・などと勘ぐる訳でもあります。
10/07/18 @ 05:34 PM JST [続く……]
雲立ちぬ
沖縄には「雲が立つ」という意味の、夏の季語があるらしい。
月山の空に雲が立ち、気温は30℃。
外で、堆肥にするための草を集めていると下着から靴下までもが汗まみれになり、終いには目まいがするほどでした。
早々に作業を切り上げ、シャワーを浴びて、唇が切れるほどに冷えたジントニックを・・・などと夢想しましたが、ジンもトニックウォーターも無く、グレープフルーツジュースで誤魔化しました。
午後は突然の雷雨。
気温も一気に20℃近くまで下がり、テレビには「西川町に土砂災害注意報」のテロップが流れています。
ずぶ濡れになりながらコーヒー豆を届けてくれた宅急便のドライバーは、「月山に近い志津温泉の雨はこんなもんじゃないですよ。 前が見えないほどでした。」とのこと。
「雷が鳴れば梅雨が明ける。」と聞いたことがあります。 関東地方までは梅雨が明けたらしい。
10/07/17 @ 03:41 PM JST [続く……]
大井沢は霧の中
朝5時。 飼い犬に起こされ、散歩に引っ張り出されれば、大井沢は霧の中でした。
朝日連峰の上には青空も覗いて晴れの予感。
太陽の光が恋しくなっています。
10/07/16 @ 05:05 PM JST [続く……]
梅雨寒む
20℃前後の寒い日が続いています。
半袖のTシャツ一枚では震えるほどで、長袖のシャツを重ね着しました。
昨日は、早朝から村の人たちと一緒に山の上の谷川から引いた用水路の補修工事をしました。
長さ5m、直系50cmのプラスチック製コルゲートパイプ4本を山の上まで運び上げ、崩れかけている用水路に設置する作業です。
かなり大掛かりな土木作業なのに、大井沢の人たちはたった6人(+お手伝いの私)で実に手際よく、確実に作業を進めて行きます。 全員が、作業の進行状況に合わせて、自分が果たす役割を判断しているものだから、何の混乱もありません。 私だけが、何を手伝えばいいのか分からずにウロウロしています。
用水路の側壁を崩し、運び上げたパイプを設置して埋め戻し、土嚢や杭で固定して行きます。
数十個の土嚢を現場で作り、20本ほどの木の杭もチェインソーと鉈で現地調達です。
3時間強の作業で私は泥だらけ、疲労困憊。 村の人たちは「意外に早く終わったね。」と言って、疲れた様子も見せません。
いつものことながら、ここの皆さんのチームワークと手際の良さには驚かされます。
スコップと唐鍬を担いで、用水路沿いに歩いていると、上の谷川から紛れ込んできたらしい15〜6cmの小さなイワナが次々に逃げ惑います。 時には20cmを超えるようなヤツも居て、ついつい追い回したくなってしまいます。
10/07/14 @ 02:49 PM JST [続く……]
「ゆうパック」を使ってもらわないと困る訳
午前中には、クール宅急便で届くはずだった徳本さんの「よもぎ蕎麦」が、午後の3時頃になって届きました。
せっかく、美味しい昼飯を食えると思って、前日からすごく楽しみにしていたのに、腹立たしい限りです。
蕎麦を届けてくれたヤマト運輸のドライバーに対して、思わず「どうして午前中に届けられないんですか!」と怒りをぶつけてしまいました。
ドライバーさんは、困り果てたような表情で、「大変申し訳ありません。 お中元シーズンということもあるんですが、それ以外のこともあって荷物の量が異常に増えてるんです。 しばらくは、大井沢への午前中配達は無理だと思います。」と平謝りです。
「それ以外のことって、何?」と聞き返すと、「いや、まあ、よそ様のことなので・・・。」と言葉を濁します。
ま、ことが何であれ、皆さんが「ゆうパック」を見放してしまうと、ヤマト運輸や佐川急便が混乱して、大井沢への午前中配達が無くなってしまいます。
どうか、皆さん、「ゆうパック」を多いに利用してください。
ただし、我が家への宅急便は従来通りにクロネコか飛脚でお願いします。
と言う訳で、よもぎ蕎麦は色といい、香りといい、大変結構でした。
10/07/10 @ 10:01 AM JST [続く……]
キャラブキきを作る。
林道を歩いていて見つけた野性の蕗があまりにも美味しそうだったので、きゃら蕗を作ることにしました。
味付けは、2kgの蕗に対して醤油1.5カップ、砂糖2カップ、酒、みりん、ひたひたの水だけ。
汁気が無くなるまで、3時間ほど煮詰めて完成。
ま、初めてにしてはきゃら蕗らしいものになりました。 水あめやカラメルが入れば、もう少し「らしく」なりそうな気がします。
妻の作ったきゃら蕗が美味しかったので、レシピを聞いたら、「月山まんま」に出ているというので参考にしました。
このレシピ集は、西川町の第3セクターが発行している地元の食材を使った伝統料理や山菜料理を紹介するパンフレットで、料理の種類やレシピだけではなく、山菜の処理法や保存法が紹介されているので便利です。(洋風にアレンジした料理もいくつか紹介されているけど、食指が動きませんね。)
一箇所、私でも「あれ?」と思うような説明がありました。
「ぶなはりたけ(かのか)は、杉とぶなの木にでるきのこ」とあります。
杉の倒木や古い切り株に生えるのは「スギヒラタケ」であって、表面だけの見た目は似ていますが、香りも味も歯ざわりも種類もブナハリタケとは全く違う茸です。
この辺りでは、ブナハリタケを「ブナカノカ」と呼び、スギヒラタケを「スギカノカ」などと言うもんだから、勘違いしちゃってるんでしょうね。 近年になって、腎臓病だか肝臓病だかの治療薬を服用している人たちが、新潟県や秋田県辺りでこの茸(スギヒラタケ)を食べて中毒を起こしているというんで、今では毒茸扱いになっています。
私は、スギヒラタケのマリネが大好きです。 特に、パンパーニッケルにオイルサーディンと一緒に乗せて食べると、至福、口福。 皆さんは食べない方がいいでしょうね。
10/07/09 @ 02:45 PM JST [続く……]
ブーメランを持つコアラ
ブーメランを持つコアラを見るのは初めてです。 とても得意そうな顔をしています。
家族がオーストラリアから連れてきました。
最近のコアラは、木に登って葉っぱを食べるのが面倒なものだから、ブーメランを飛ばしてユーカリの葉を取っているんだそうです。
そこで疑問となるのが、彼らはブーメランをどこで手に入れているか・・・ということです。
自分たちで製作しているとも思えず、アボリジニーの皆さんとの間に、何らかのブーメラン・ルートを持っているに違いありません。
それにしても、オシャレなブーメランです。
10/07/06 @ 01:36 PM JST [続く……]
太平の眠りを覚ます不如帰 たった一羽で夜も眠れず
夜になると、近くの田んぼで鳴くクイナの声がうるさくて、なかなか寝付けないことがあります。
ホトトギズは、夜中の2時、3時から「特許許可局」と騒ぎ立てるので、その騒々しさと早口言葉の繰り返しが気になって、すっかり目が覚めてしまったりします。
不如帰と書けば、これは血を吐くまで鳴き続けて死ぬ鳥だってんで、徳富蘆花が小説の題名にしたそうだけど、ホトトギスってことになると「てっぺんかけたか」などとすっとぼけて見たり、私の故郷では「ポッとおっつぁけたぁ!」などと鳴きます。
「おっつぁける」と言うのは、福島県郡山地方の方言で、「割ける」とか「破れる」の意味ですね。
私の父が、祖母から聞いた話だと言って教えてくれたのは、「昔、意地悪な姉が、自分の好物を弟が食べちゃったんじゃないかと疑って、弟の腹を包丁で割いて調べちゃったんだそうです。 ところが、弟のお腹の中には何も無くて、罰(ばち)が当たった姉はホトトギスになって、今でも(弟のお腹が)<ポッとおっ割けたぁ!>と鳴いている。」んだそうです。
(で、この話の人間関係はかなり複雑で、この弟は実は継母の連れ子だったんだけど、素直でとてもいい子だったらしい。 それに反して、継母はかなり嫌味で根性の曲がった女だったらしく、先妻の娘である姉をひどくいじめていたんだそうです。 そんな訳で、この娘も性格がすっかり悪くなって、義理の弟に八つ当たりしていたらしいんです。 それにしても、やることが極端すぎますよね。)
血を吐いたり腹を割いたり、ホトトギスの鳴き声には、昔の人たちに、残酷で血なまぐさいものを感じさせるような何かがあるんでしょうか。 まだ夜も明けないうちから日が暮れるまで、ただひたすら大声で鳴き続けることから、そんなイメージが出来てしまったのかも知れません。
鳥の声にも困ったもんですが、大井沢ではそろそろ、蛍の光が明るすぎてカーテンを閉じていても眠れなかったり、夜道でもサングラスが必要になります。
10/07/05 @ 12:30 PM JST [続く……]