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2003/02/17: "よだれの出そうな話"
いやあ、世の中にこんなにおいしい話があっていいものか・・・と思うようなメールが飛び込んで来ました。
なんか知らんけど、56万ドルの送金のために外国人名義の銀行口座が必要なんで、私の名義を貸してくれないか?
もし、名義を貸してくれたら56万ドルの20%をあげちゃうよ、なんて言うんです。
英語のメールで、外人らしい名前なんですが、「頼りは貴殿だけ・・・」みたいなことを書いてました。
こんなおいしい話に乗らないヤツはもう完全に馬鹿ですね。 なんせ、1,000万円以上のお金がもらえるんですから。
これって、やっぱり税務署に申告しなきゃいけないのかな?
それにしても、なんで私なんだろう? 日ごろの行いが良かったせいかな?
ところで、あの外人は何者なんだろう?
ま、細かいことはどうでもいいか。
返答: コメント3通
私のところにも時々来ます。「ナイジェリア(アフリカの国のことが多いです。アフリカって、暗黒大陸じゃなくて黄金大陸なのかしらん)の何とか将軍の未亡人で、海外にお金を持ち出す必要があるのですが、誰も助けてくれなくて困っています」というような悲痛なメールですよね。
世の中、世知辛いと見えて、なかなか協力してくれる人がいないようです。時々同じ方から繰り返し、違うメールアドレスでお願いが送られてくることもあります。
かわいそうに思ったアメリカ人が連絡してあげた顛末の記事を雑誌に載せていました。
http://www.wired.com/wired/archive/10.08/start.html?pg=4
メールで連絡すると「送金するのにまず政府の役人を買収するお金がいるのでそれをオランダの口座に入金してくれ」と言われたり、ちょうどオランダに用事があると返事したら、代理人をよこすからそいつと連絡をして欲しいとか写真を送れとか、いろいろ面倒くさい「手続き」があるようです。
というわけで、面倒くさそうなので、私はお手伝いしないことにしています。誰か助けてあげればいいのに(笑)。
ひぐち さんからの 2003/02/17 10:29 PM JST のコメント
今日は落ち込んでいます。
例の「56万ドルメール」を他のごみメールと一緒に削除してしまったようで、メールボックスのどこにも見当たりません。
ところで、私宛に来たメールは樋口さんに届いているのとは「質」が違います。
と言うのも「56万ドルのうち、20%は私の取り分で、10%が諸経費で、われわれは残りの70%を貰う。」などと極めて誠実な態度でした。
この「諸経費」ってのがキーですね。
ところで、発信が個人名なのに何で本文中では「We」とか「us」だったんだろう?
Yaginuma さんからの 2003/02/17 11:08 PM JST のコメント
今日来たのはもっと切実でした。ナイジェリアのMichael Emekaという弁護士さんなんですが、「私のクライアントで、あなたの国の国籍を持っているハンスさんが、ナイジェリアで交通事故にあって、一家全員なくなってしまった。遺産が約600万ドルあって、それを相続する血縁の人を探している。あなたの国の大使館にも問い合わせたが分からなかったので、インターネットを使って調べた結果、どうやらあなたが相続権を持つ遠縁にあたるようだ」とのことです。
無くなったハンスさんといっしょに撮ったという記念写真も添えられていましたが、ハンスという名前のとおり「ゲルマン」な感じのご夫妻でした。
柳沼さんから以前お借りした、各国の苗字の起源を解説した本にはハンスと樋口の起源が同じだというの、載ってましたっけ?たしかにHから始まるしなぁ。僕はゲルマンだったのか……ショック。
ひぐち さんからの 2003/02/18 09:55 AM JST のコメント