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2003/02/14: "しょもぢ"

大井沢に越してきたばかりのころ、地元に古くからある食べ物のひとつとして「しょもぢ」というものがあると聞きました。
「うまい。」と言う人はどうやら少数派のようで、ほとんどの人が「食わなくてもいい。」といいます。

製法は生のもち米の粉に砂糖やくるみ入れて水で練っただけという極めて単純で、しかも一切熱を加えないという不思議な料理です。
全く熱を通さない穀物の調理方法というのは初めて聞いたので、とても興味がありましたが体験する機会がありませんでした。
今日、月遅れの小正月に飾る団子の作り方を速雄さんのお宅に聞きに行った妻が、その「しょもぢ」を貰ってきました。
見た目はペースト状にしたもち米の粉です。 小さなテイースプーンですくって口に入れると生米の粉のざらつきと独特の香りがします。 固目のものと柔らか目のと2種類ありましたが、どちらも不思議な食感と味わいの食べ物です。
正しくは「白餅」とのことですが、私たちの耳には「しょもぢ」と聞こえます。
それにしても不思議な食べ物です。 わざわざ生の状態で食べる理由が理解できません。 蒸すなり茹でるなりして熱を通した方がおいしいような気もするんですが、味だけの問題では無いのかもしれません。
この大井沢以外にも似たような食べ方をするところがあるんでしょうか?

ちなみにテイースプーン2杯目は遠慮しました。 もうすぐ夕食ですし・・・。

返答: コメント2通

お餅の原型で、粢(しとぎ)というのが全国各地にあるそうです。地域によっては「おしろもち」とか「なまだんご」だそうで、その系統のような気がします。
http://www.merea.or.jp/ichinoho/shitogi.html

ひぐち さんからの 2003/02/15 11:38 AM JST のコメント

そうですよね。 「しとぎ」がありました。 すっかり忘れていました。
昨夜、石毛直道、永山久夫、韓国の食文化の本、さらにはアメリカの人類学者の本まで調べたんですが、穀類の生食は全く登場しませんでした。
とくにヨーロッパ系の人類学者は肉の話ばかりで、穀類にはほとんど触れていません。 でも、マーヴィン・ハリスというアメリカ人によるユダヤ、イスラム教徒の豚肉タブー分析は面白かったです。 

Yaginuma さんからの 2003/02/15 04:40 PM JST のコメント