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2004/01/10: "しばらくぶりの大都会"
新田さんからご招待をいただいて、家族で山形市の初市を見物に行ってきました。
驚きました。 直線の繁華街約3kmに渡って、道路の両側にびっしりと屋台が出ているんです。 この冬一番の冷え込みだというのに、もの凄い人出。 休日の渋谷以上。
お好み焼き、たこ焼き、りんご飴、それに「初飴」などの食べ物の屋台が圧倒的に多いのですが、どうやらメインは臼、杵、まな板、擂粉木、竹篭、野鍛冶による鎌や包丁、鉈などと言った生活雑貨のようです。 しかし、どれも決して安くはなく、初めて覗いて掘り出し物を手に入れるなんてことは至難の技と言った感じです。
で、あまり売れている風でもないのですが、とにかく賑やかで、活気があり、何とはなしに屋台を覗きながらブラブラしているだけでとても面白いんです。
唯一、「山形風お好み焼き」を娘に買ってもらって食べました。 クレープのようなものが割り箸に巻きつけてあって、3cm角ほどの海苔と厚さ1mmほどの魚肉ソーセージが貼り付いています。 1本200円。 とんかつソース様のものを塗って食べます。 味のほどは・・・? う〜ん、好みの問題でしょうか。 経験としては楽しめました。
お昼にご馳走になった「庄司屋」の板蕎麦はコシ、香り、甘味ともに大変結構でした。 あえて注文をつけるとすれば、薬味の大根おろしをもう少し多めにして欲しかったですね。
こんなにおいしい蕎麦をいただくと、蕎麦打ち初心者としては大変勉強になります。 蕎麦は東京に限る、と思っていたのですが山形にもうまい蕎麦があるんですねえ。
さらに、今日、山形の中心街を歩き回っていて気がついたのは、蔵作りの古い商店が沢山残っていて、それらの店で扱っている商品が結構贅沢でしゃれていること。 魅力的な店がそこここにあって、近いうちにじっくりと歩いてみたくなりました。
本当に楽しい一日でした。 今年はいい年になりそうです。 新田さんご夫妻に感謝。
帰りの山形自動車道は寒河江を越えるころから大雪になり、大井沢に入ったとたんに道路の積雪は10cm以上。 でも、山形市内ほどに寒さを感じないのはどうしてなんでしょう?