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2004/01/26: "梨郷神社"
亀岡文殊の後は、どういう訳か「高畠ワイナリー」というワインの醸造所に寄って杯のようなグラスでワインを試飲し、皆さんはそこでお土産にワインを買って、いよいよ最終目的地、南陽市の「梨郷(りんごう)神社」に行きました。
南陽市と言っても別に暖かいわけでもなく、一面の大雪で、何で「南陽」なのか全くわからないのですが、そこにある「梨郷神社」はとてもご利益があるんだそうです。
しかも、何と、祀られているのがあの毘沙門天なんです。
もともとはヒンズー教の神。 仏法を守護する神でもあるんだそうですが、それが何で神道の神社に祀られ、商売繁盛、交通安全、無病息災、大願成就、家内安全、現病治癒・・・等々のご利益を授けてくれるのか、などという小さな疑問はどうでもいいことで、神殿の入り口で3本250円のロウソクを買わなければいけないとか、お参りが終わってからお下がりの餅をもらう時にも1,000円のお守りを売りつけられるとか、そんなこともどうでもいいことで、極めつけは下の写真です。
参拝が終わると、「火渡り」なんてのもあって、これもあまり神道っぽくないんですが、それも終わると、残すは参集殿と呼ばれる宴会場みたいなところでの「直会(なおらい)」ということになります。
舞台のある大広間には酒肴が用意されていて、酒と餅がお代わり自由。
途中に5年と10年の連続参拝者の表彰式があったり、金色の毘沙門天像の抽選会があったり、特製ぶどうジュースや「ごま最中」の宣伝があったり、司会者のズボンが異常に短かったりして、締めくくりは、熟年美女二人による日本舞踊。
これがまた実に堂々たるもので、まるで大相撲初場所千秋楽は結びの一番、といったところ。
感動しました。
帰途の車中でのカラオケ大会も、うるさいとかわずらわしいとか腹立たしいなんてことは全く思わず、実に実り豊かな「ミステリー参拝バスツアー」ではありました。 観光バスに乗ったのも10数年ぶりのことですし、とにかく面白くて興味深い小旅行でした。
我が家にはまたまた神社のお札が増えて、さてどこに置けばいいものか悩んでいます。
これだけお札を揃えたんですから、今年はもう万全です。(でも、ロウソクもお守りもごま最中も特製ぶどうジュースもせんべえも買わなかったからなあ・・・。)