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2005/12/15: "日本酒天国: 山形県の酒事情・・・かどうか知らないけど"
昔、まだ世間一般にはPRとか広報などという言葉がほとんど知られていなかった頃に、一部ではサントリーの「洋酒天国」なるPR誌が評判になっていました。 編集スタッフが凄かったですね。
と、まあ、それはそれとして、山形に来て驚いた事の一つは日本製ウィスキーの品揃えの豊富さと、輸入酒の種類と量の少なさです。 大きなスーパーストアの酒売り場でも、4〜5種の輸入ウィスキーが有れば多い方です。
で、最近の女の子たちとメディアとの関係について書こうと思ったんですが、そんなことはひぐちさんの考察にお任せすることにして・・・。
山形は酒所なんだそうです。 酒所と呼ばれるところは日本全国至る所にあるような感じもするんですが、とにかく山形県での日本酒の生産量は全国でも多い方なんでしょう。 実際のところ、洋酒やスピリッツ類よりは日本酒の消費量の方が多いような雰囲気もあります。 (ワインと称する葡萄酒もかなり生産されていますが、私の知る限りでは最悪です。 アルコール含有葡萄汁とでも呼ぶべきものがほとんどです。)
で、県内で生産される日本酒の銘柄が多いせいなのか、生産量が多いせいなのか、その味が山形県人の味覚に合っているのか、それとも昔から飲みなれた味だからなのか・・・その辺のところは定かではないのですが、私の好きな<西の関>を買おうと思っても、<八海山>が飲みたくても、通常の酒屋さんや酒売り場では絶対に見つけられません。
山形県で、最も<地産地消>が徹底しているのは酒のような気がします。 とにかく県内の銘柄ばかりです。
良いか、悪いかは別にして、食文化の閉鎖性みたいなものを感じる訳ですが、地方の食生活なんてのはそんなものなんでしょうね。
私の実家がある福島県郡山市郊外の食品店にはウィスキーもワインも無かったし、バターも売っていませんでした。 チーズは有りましたが、丸い容器に入った三角形の雪印プロセスチーズだけでしたね。
考えてみれば、うちの親父やお袋がフランスパンとカマンベールでボジョレヌーヴォを飲んでるなんてことは有り得ないですもんね。 里芋の煮っ転がしと沢庵でお茶を飲んでるなんてことは容易にイメージ出来ちゃうんですけど・・・。
と言う訳で、とにかく日本酒は県内銘柄ばかり、洋酒売類もほとんどが国産物・・・という山形県の酒事情がよく理解できずにいます。 だからと言って、日常生活に影響があると言うほどではないのですが。