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2005/12/30: "家族が揃って、標津の氷下魚"
東京から娘たちが来て、今夜は氷下魚(コマイ)のちり鍋です。
標津の疋田さんが、自分で釣って送ってくれたものをこの日のために取って起きました。 ポン酢は樋口さんからのすだち酢に姉からの特選醸造醤油、羅臼の昆布エキス、それに鰹節の出汁を加えて。
私は鍋物と称する料理があまり好きではありません。
特に、宴会などで出される鍋料理は全てが嫌いです。 味云々というよりはあの雰囲気が嫌ですし、それに同じ鍋を複数の人間でつつきながら食うという作業が面倒で仕方がありません。 同席した女性が気を利かせて取り分けてくれたりするのも嫌です。 温泉旅館などでも固形燃料で暖めた子鍋仕立ての料理などが出たりしますけど、あれは最悪です。 なんであんな貧乏ったらしいものを出して金を取ろうとするのか理解できません。
とは言っても、氷下魚のちり鍋は特別です。 (特別なのは、この他にもタラちりとか鮟鱇鍋なんてのも有るんですが。)
予想通りの絶品ぶりでした。 爽やかであっさりとして、しかも滋味豊か。 いかにも北の海の魚といった味です。 スープが見事です。 そのスープの味が野菜や豆腐にも移っていて、これもまたたまらない美味しさになります。
すだち酢、みりん、醤油、昆布エキス、鰹だしのポン酢も絶品でした。 ポン酢だけでも飲めてしまうほどの美味しさに仕上がりました。
それに昨夜は娘の金沢土産が加わったりして、かなり幸せな食事になりました。
例によってパンやチーズもたっぷりと届いたし、冷凍庫には鹿も猪も大きなタラも居るし、贅沢な正月を迎えられそうです。