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2005/12/01: "何事も無く5年目の朝"
大井沢に来て満4年が経ち、今日から5年目に入りました。
昨日までの雪も上がり、時おり雲間から太陽の光が漏れる穏やかな朝です。
この4年で、どれほど大井沢の生活に慣れたか・・・と言えば、まだまだ慣れたとは言えません。 ただ、ここでの暮らしが非日常から日常に変化してきているとは思います。
便利とか不便とか、そんなことはほとんど気にならなくなっていますが、話し相手の少なさには寂しさを覚えることもあります。 元々、他人との付き合いはあまり好きではありませんでしたが、極端に付き合いが少なくなると言うのも物足りないものです。
Internetやe-mailが無かったら、ここでの生活は孤立感や疎外感に悩まされ、潤いも癒しも無い殺風景なものになっていたと思います。 友人たちのBlogを覗き、e-mailをやり取りし、Amazonで本を買い、mailでコーヒーや菓子類を注文したりしながら、何とか気持ちのバランスを保っているような面はあります。 ゴム長を履き、アイロンもしていない着古したシャツやズボンを2日も3日も着続け、山菜と茸と漬物の生活では、やはり息が詰まることでしょう。
日常の生活の中で、これほどInternetの恩恵を受けようとは思っていませんでした。 会社を辞め、仕事から離れ、初めての土地に移住して友人や知人たちからも離れ、それでも疎外感らしい疎外感を感じないで来られたのはやはりe-mailやホームページ、Blogなどのおかげですね。
雪囲いは苦手です。 どうしても手際よく行きません。 村の人々は、いつの間にか庭の木々に丸太を組み上げ、あっという間に雪囲いを作ってしまいます。 何十年もの間繰り返してきたことなので、どうやら決まった手順が出来上がっているようです。
私の雪囲いは、いつも試行錯誤です。 高さが3mほどにも育ったスモモの雪囲いは、未完成のまま突風に吹かれて無様に傾いてしまいました。 今日、明日にでも立て直さなくては・・・。