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2011/09/15: "ドジョウを食う。"
なぜか、浅草辺りの老舗どじょう屋が自民党の国会議員などで大繁盛しているなんて話を聞きます。
臨時国会の代表質問前夜には、野党の党首たちが集まって柳川鍋を囲んだなどという噂も聞こえてきます。
なんでも、今度の総理大臣は「俺はドジョウだ。」と言ったそうなんだけど、新聞やテレビで顔を見る限りでは、ドジョウと言うよりはナマズに似ているような気もします。
大井沢にもドジョウは生息しているらしいのですが、あまり見かけません。
ドジョウは晩秋の霜が降りる頃になると、泥の中にもぐって冬篭りをしてしまいます。 春になって、水が温み、泥の温度が上がる頃になると、チョロチョロと泳ぎだして来ます。
養殖のドジョウも水温が5℃以下に下がると、冬眠状態になるとのことです。
私の故郷では、稲刈りも終わり、うっすらの霜が降り、水溜りに薄氷が張る頃になると、子供たちが唐鍬とバケツを持って、田んぼにドジョウ堀りに行きました。
ドジョウが潜んでいる場所には小さな呼吸穴が開いているのですぐに分かります。 1時間も掘ると、バケツの底が見えなくなるくらいの成果がありました。
井戸水を張った盥に放して泥を吐かせ、味噌味のドジョウ汁にして食ったものです。 ご馳走でした。
囲炉裏にかけた鍋の中にドジョウを入れて蓋をします。 鍋が沸騰してくると、中のドジョウが大暴れしている様子が分かります。
子供心にも、ドジョウに同情したしたものですが、食欲には勝てませんでしたね。
今年は、金沢のドジョウの蒲焼も品薄だったとのこと。 ドジョウまでが放射能汚染の風評被害で、入荷量がとても少なかったんだそうです。
さて、永田町界隈のドジョウも寒くなれば冬眠しちゃうんでしょうか? もしかしたら、寒くなる前に眠っちゃうかも知れません。