努さんのワラビ
努さんの山のワラビはびっくりするほどの太さで、柔らかくて、甘くて、山芋のようなとろみが口に広がって、色鮮やかで、これがワラビ?と思うような絶品です。
「これこそがワラビ。」と言うべきなのかも知れません。
木灰を振りかけて熱湯をそそぎ、一晩ほど置いてアク抜きをするのですが、努さんの山に連れて行った我が家の犬は生のままガリガリと5、6本も食べてしまいました。 あまりにも美味しそうに食べるものだから、カツ子さんもつられて試していましたが、最初は「甘い!」と言ったのに、すぐに「苦い!」と叫んで吐き出していました。
今朝、妻がアク抜きをしたワラビを犬にあげたら、全く興味を示しません。 どうやら、我が家の犬にとっては、苦味の無いワラビなんて・・・と言うことのようです。(本当のところは、あのカリカリとした歯ざわりを楽しんでいただけだと思います。)
09/05/31 @ 11:50 AM JST [続く……]
木に咲く花・・・大井沢5月27日
この季節に大井沢の山々で目立つのはウワミズザクラやミズキの花ばかりで、「何で木に咲く花はどれもこれも白ばかりなんだろう・・・。」と不思議に思ったり、少し不平を言いたくなったりしながら歩いていると、道端でルビーのように光る赤い花が目に入りました。
逆光の淡い陽射しを浴びたアケビの花です。 順光で見ると黒に近い紫色のつまらない花ですが、光線の具合によっては意外にきれな花だったんですね。
視線を少し下げてみると、ヤマツツジ、タニウツギ、藤など、白以外の花も結構目に入ります。 どうやら私の視野が狭すぎたようなんですが、喬木の花はどれも白っぽいようです。
09/05/27 @ 01:16 PM JST [続く……]
アカショウビン鳴いて、熊を見る。
一昨日、初めてホトトギスの声を聞いて、昨日からアカショウビンの鳴き声が聞こえるようになりました。
アカショウビンの声は、道東の湖での鱒釣りを連想させます。 湖面の小さな波に見え隠れする自分のフライを注視していると、蝦夷松の深い森の中からきれいな鳴き声が響いてきます。
今年の6月は北海道へは行けそうもありません。 尾岱沼のラッコも見たかったのですが・・・。
(ラッコって仰向けで眠るんですね。 うつ伏せで寝たら顔を水面下に突っ込むことになるので、息苦しくて眠れないのでしょう。 当然と言えば当然なんですが、寝ている写真を見て納得しました。)
昨日の夕方、熊を見ました。
道の真ん中に大きな熊の糞が落ちている辺りを車で通りかかったら、真っ黒で大きな毛玉のような動物が道路を横切って森の中に入るところでした。
大井沢に来て、熊を目撃したのはこれが3度目です。
姿が見えたのはほんの一瞬だったのですが車に乗っていた我が家の犬は大興奮で、何とかして外へ飛び出そうと狭い車の中を右往左往していました。
09/05/26 @ 06:58 AM JST [続く……]
言うに事欠いて・・・恥知らずで悪質な観光客
早朝にワラビを盗んでいた観光客二組。
その1: 昨朝
「万作」さんのワラビ畑に入り込んで、両手に持ちきれないほどのワラビを取っている60歳前後の男がいるので注意をしたら、「道路際ならいいかと思って・・・。」
言うに事欠いて、道路から10m以上も入り込んでのいい訳です。
「大井沢じゃね、畑のど真ん中は<道路際>とは言わないよ。」と教えてやりました。
その2: 今朝
修平さんのワラビ畑にぞろぞろと侵入してせっせとワラビを盗んでいた5、6人のオバサン連中に、「そこは栽培しているワラビ畑だから取っちゃだめだよ!」と注意したら、言うに事欠いて「囲いをして置かないから。」
その上、悪びれた風も無く軽い調子で口々に「スミマセン。 スミマセン。」
「オレに謝ってもしょうがないでしょう。」
「代わりに謝って置いてください。」・・・ふざけんじゃねえ!
さらに、こちらの注意も何も無視して、盗んだワラビを持ち帰ってしまいました。
よほど警察に電話をしようかと思いましたが、今回は修平さんに報告をするだけにして置きました。
二組とも同じ宿に泊まっていた東京近郊からの客。
自分たちの行為が、地元の山菜農家たちの重要な現金収入源を脅かす悪質な窃盗行為だということを全く自覚していないらしい。
客も客だけど、宿では何の忠告もしていなかったんだろうか?
畑を作って苗を植え、肥料を撒き、草を取り、3年も4年もかけてやっと育てた山菜を、遊び半分であっさりと盗まれてしまう悔しさ、悲しさ、腹立たしさを思いやる気持ちなんて、あの中高年の観光客たちには毛の先ほども無いに違いありません。
そのくせ家に帰れば、思いやりだの心遣いだの、礼儀だの常識だのと分かった風に偉そうな事を言ってるんでしょうね。
09/05/25 @ 09:08 AM JST [続く……]
目に青葉、カッコー、ツツドリ、春椎茸
竜ヶ岳を背景に見附の集落。
2、3日前からツツドリ、カッコーの声が聞こえるようになり、ミズキ、ウワミズザクラの花が咲き始めています。
大井沢は輝くようないい季節になりました。
09/05/22 @ 02:45 PM JST [続く……]
泥水の流れに身を任せ・・・
最高気温が23℃、24℃という日が続き、まるで夏のようです。
暑くならないうちに、と思って朝食後すぐに犬を連れて山菜の出る山へ上がってみました。
タラの芽はもう育ち過ぎていましたが、コゴミ、ヤマウドなどはちょうど採り頃でした。
標高700mほどのところではまだ残雪がところどころにあって、解けた雪が小さな流れを作っています。
動物の臭いを追って忙しく走り回っていた犬が急に静かになったので、目をやれば雪解けの小さな流れに浸って涼んでいます。
辺りはくるぶしまで潜るような軟らかな泥です。 当然、犬は泥パック状態になります。
昨年の今頃は、ミズバショウの咲く泥沼の中で全身浴をしていて飼い主をパニック状態にしました。 それ以来、ミズバショウの咲く場所へは近づけないようにしていたのですが・・・。
09/05/21 @ 04:19 PM JST [続く……]
のど赤き玄鳥ども、楚々としたイワウチワたち
玄鳥などと書いて「つばくらめ」と読ませるなんてのは、やはり無理があると思うんだけど、彼の藤沢周平をも凌ぐ山形の誇り、万葉以来の大歌人斉藤茂吉は「玄鳥ふたつ屋梁にいゐて・・・」と書くんですねえ。
09/05/20 @ 12:25 PM JST [続く……]
昨日の続き・・・朝日連峰
近くの大頭森山(だいずもりやま)の展望台から南を見ると朝日連峰です。
今日の大井沢の気温は23℃、風があったので何とか過ごせましたが、私も我が家の黒犬もぐったりです。
日中の陽射しの中を歩いていると、まるで火焔山の麓を行く三蔵法師のような気分になりました・・・と言ってもただ暑かっただけなんですが三蔵法師が冷えたビールを飲みたがっていたとは思えません。
09/05/19 @ 06:16 PM JST [続く……]
ブナの新緑、大井沢遠望
ブナの巨木、光る風、風味絶佳・・・と言うのも変ですが、ブナの新緑の中に入って行ったら実に爽やかないい香りがしました。
09/05/18 @ 04:14 PM JST [続く……]
蕾を食べる、月山スキー場
もうギョウジャニンニクが蕾を持ち始めています。
株を育てるためには花や実に行く栄養をカットした方がいい、と言うことで蕾のうちに摘んでしまいます。
炒め物にするととても美味しいので、根を取ったモヤシと豚肉で中華風に炒めました。 大変結構でした。
09/05/17 @ 12:59 PM JST [続く……]
アスパラガスの季節
妻の畑では、2、3日前にほんの少しだけ頭を出していたアスパラガスが急に伸び始めています。
今朝、モリエさんが亡くなりました。
私たちがここに越して来てからずいぶん世話になり、我が家の娘たちをとても可愛がってくれました。
また寂しくなります。
09/05/12 @ 03:49 PM JST [続く……]
釣り人語らず、Pain et Vin
本棚の隅から見つけて読み出したら止められません。
釣りの好きな人で、まだ読んでいない方が居たら、これはもう絶対にお勧めです。
開高健が井伏鱒二、吉行淳之助等々と釣りについて実に饒舌に語っているのですが、時には志ん生、時には枝雀風で抱腹絶倒、そしてどれもこれも腑に落ちることばかりです。
09/05/11 @ 04:51 PM JST [続く……]
想定外の熊、ホースラディッシュ、そしてタラの芽
嘉則さんから思いがけずにいただいたツキノワグマの肉、そしてホースラディッシュ。
09/05/08 @ 06:04 PM JST [続く……]
折れる、折られる。
オオヤマザクラの大木が幹の分かれたところから折れていました。
昨年初冬の雪は重くて、初雪の直後からずいぶん沢山の木が倒されていました。
このサクラも初雪の重さに耐えられずに折れたものです。
09/05/07 @ 02:50 PM JST [続く……]
群れて咲く花
テラスから見る前山。
5月に入った途端に咲き始めたオオヤマザクラです。
「一目千本・・・」とは行きませんが、50〜60本にはなります。
09/05/05 @ 04:11 PM JST [続く……]
Pierre Marcolini & Louis Roderer
川西さん、露木さんが来て、お土産はPierre Marcoliniのアイスクリームとワイン、そしてシャンパン。
Marcoliniのアイスクリームはドライアイスのパッケージまでがお洒落です。
妻と娘たちは大興奮。
09/05/03 @ 03:34 PM JST [続く……]
山火事
昼前に何台もの消防車が寒河江川の上流方向へ向って行きます。
窓からは前山の中腹から昇る煙が見えます。
対岸まで行って見ると、すでに消火活動をしている消防団員の姿がありました。 どこから、どうやって登って行ったのか不思議になるほどの急斜面です。 出火の原因は何か知りませんが、山菜採りに入った人が昼食のための焚き火でもしたのか、あるいはタバコの火を消さずに捨てたのか・・・いずれにしても山菜採りの人が火元には違いありません。
09/05/02 @ 01:39 PM JST [続く……]
誰が置いて行ってくれたのか、見事なウルイ
外出から帰ってきたら車庫の入り口に新聞紙の包みが置いてあります。
中には採ったばかりの本当に新鮮で見事なウルイです。 もうウルイの季節になっていたんですね。
これは美味しいですよ。 おひたしにしてマヨネーズで食べるのもいいですが、私は浅漬けが大好きです。
少しぬめりがあって、サクサクとした柔らかな歯ざわりで爽やかな甘みがあり、いかにも早春らしい山菜です。
届けてくれたどなたかに大感謝。
09/05/01 @ 04:48 PM JST [続く……]