トビの風切り羽根は<カイトクイル>?
散歩の途中で道路に落ちていたトビの風切り羽根を拾いました。
毛鉤の素材として使えそうないい羽根です。 山や野原に落ちている野鳥の羽根は、毛鉤に使おうとすると脆くて、すぐに切れてしまって使い物になりません。 と言うことは、釣具店などで売っている毛鉤の素材(<フライマテリアル>なんてことを言いますが。)は生きている鳥や野獣から抜き取ったか、殺してすぐに抜き取ったか剥ぎ取ったりしたものなんでしょう。
世界中のフライフィッシャーは、口先では自然保護だの魚のキャッチアンドリリースだの、あるいは自然に優しい釣りだのと言いながらも、いかに多くの動物を虐殺していることになるんでしょうね。
かく言う私もそのフライフィッシャーなるものの一人な訳で、私以外の毛鉤釣り師を非難中傷するつもりは毛頭ありません。 私の部屋の毛鉤専用箪笥には、200〜300羽分もの鳥類の羽根、それと同じくらいの動物の毛皮(勿論、小さく切ったものですが)が入っています。 恐ろしいことです。
09/06/29 @ 02:08 PM JST [続く……]
大井沢ではサクランボが木ごと届きます。
とは言っても、サクランボの大木が丸ごと1本届くなんて事は有り得ない訳で、寒河江市の加藤さんがわざわざもって来てくれた佐藤錦の枝です。
(左の枝の下のほうに付いていた数個は家人が食べてしまいました。)
09/06/27 @ 08:31 PM JST [続く……]
スキー場も休業
日中の最高気温29℃。
いつもは7月下旬まで営業している月山スキー場は、雪が少なくなって危険なためにもう閉鎖だそうです。
地球の温暖化が人為的なものなのか、それとも自然変動によるものなかは知りませんが、いずれにしてもCO2削減の努力は必要ですね。
09/06/26 @ 03:08 PM JST [続く……]
理不尽な死
県道を横断していたカルガモ母子の行列に、かなりのスピードで車が突っ込みました。
ブレーキも踏まずに車が通り過ぎ、アスファルトの上には3羽の雛の死体が転がっていました。
テンやイタチによって間引かれてしまうのは仕方のないことだとしても、車で無残に殺されると言うのはひどく理不尽なことだと思います。
毎年、何羽かの雛が車の犠牲になります。 雛たちを殺すのはほとんどがブレーキを踏めないほどの速度で走っている車です。
こんな山村で、なぜそれほどのスピードを出さなくてはならないのか分かりませんが、車も歩行者も少ない田舎道だから飛ばすのでしょう。
道路わきに「カルガモの雛に注意」などという看板でも立てれば少しは効果があるんだろうか?
09/06/25 @ 09:36 AM JST [続く……]
犬の本は読まない。
世に出ている犬の本といえば、訓練や躾けのHow toものだったり、ほのぼのだったり、感動の号泣ものだったりとどれもこれも面白くも何ともなさそうなものばかりなので、これまでは出張さんに勧められてよんだ「Dog Man」以外は全く読んだことがありません。 その例外の「Dog Man」も、理想の秋田犬を求めながら東北の山奥で暮らす老人とその家族の話で、犬の本とはいえません。
09/06/24 @ 09:55 AM JST [続く……]
メロンだ!
家の前に宅急便のトラックが止まり、大きなダンボール箱を担いだ運転手が我が家の玄関に向ってきます。
犬は嬉しくて嬉しくて尻尾を激しく振り回しながら大騒ぎです。 私だって犬以上に嬉しいのですが、振り回す尻尾がありません。
土浦のゆかちゃんからの荷物です。
中には大きなメロンが4個、すでにいい香りがします。
メロンは食べごろの見極めが難しくて、いつも迷うのですが1日、2日の違いくらいではあまり味に差はないのでしょう。
で、4個ものメロンを夫婦二人で食えるか・・・朝食に1個、夕食後に1個と言う訳で2日で食っちゃいます。
09/06/23 @ 08:09 AM JST [続く……]
濃霧、小さなクワガタ
昨日の朝は霧に覆われました。
5時過ぎ、毛鉤さえも霧に隠されてしまいそうなのに川にはもう釣り人が居ました。
09/06/22 @ 05:58 PM JST [続く……]
ハゲタカ・・・OhareからNaritaへ
今朝の朝日新聞を読んでいたら、文化面に映画「ハゲタカ」の紹介が出ていました。
以前に放映されたNHKドラマの続編なんだそうですが、そんなことはどうでもよくて、私はふと開高健の「戦場の博物誌」を思い出しました。
開高氏はその冒頭で、ハゲワシは居るけれどもハゲタカという鳥類は世界のどこにも存在しない、と言うことを3ページに渡って書いているんですが、私自身も何の違和感も無しに「ハゲタカ」という日本語を受け入れていましたね。 「まるでハゲタカのように・・・」とは言うけど、「ハゲワシのように・・・」なんてことを言われたらやはり落ち着かないもんなあ。
そんな訳で、ちくま日本文学全集の開高健を開いてみたら栞代わりに挿んであったらしい、UAの古い搭乗券が出てきました。
シカゴのOhare空港から成田へのものです。
消えかけていたいた記憶をたどれば、私がシカゴへ行ったのはもう15〜6年も前のことです。 当時の私は、日本語ワープロソフトで世界制覇をもくろんでいた某ソフトウェア会社に居て、米国ソフトウェア市場の調査なんてのをしていたような気がします。 あの頃は、そんな誇大妄想に付き合うことにすっかりうんざりしていて、飛行機の中でまでこんな陰鬱で暗い作品集を読むような心境だったんでしょうね。 ま、ハゲタカさえも興味を示さないような会社だったんですけどね。
そのシカゴで記憶に残っていることと言えば、ホテルのレストランで興味本位で注文した「ミシガン湖産ナマズのムニエル」が予想通りの不味さだったことと、朝食に食べたエッグベネディクトとカナディアンベーコンが絶品だったことぐらいです。
それにしてもあの会社でのアメリカ出張は、仕事のことを除けば、これはもう嬉しいことばかりでしたねえ。
先ず、円高で1ドル80円くらいだったこと。
しかも、驚いたことに諸経費以外に出張手当というものがあって、なんとも信じられないようなお手当てが出るんです。
さらに、米国出張と言ってもそれほど忙しい訳でもなく、ボストン辺りの知り合いの米国人コンサルタントなんかに会って昼飯を食って、彼らが紹介してくれるソフト会社などを訪問すれば30ページ程度の調査レポートは簡単にでっち上げられたし、後は釣具店訪問とショッピングモールの冷やかし以外にはすることが有りませんでした。
出張のお手当てはたんまりと、しかも円で貰えるし、当時のアメリカの物価は円換算では極端に安かったし・・・と言う訳で、出張の度にずいぶんと釣竿やフライマテリアルを買い込んで帰ったものです。
ま、開高健の「流亡記」や「ベトナム戦記」などを読みながらも、それなりに古き良き時代だったような気もします。
09/06/20 @ 11:20 AM JST [続く……]
梅雨寒む? 空梅雨?
朝夕には肌寒さを感じるような日が続いていて、一昨日の朝は6℃でした。
梅雨に入ったとの事ですっきりと晴れる日は無いにしても、雨らしい雨も降りません。
昨日は、写真のように月山は見えているのに、我が家の周辺では突然のヒョウ混じりの雨が降りました。 それも1時間ほどで止み、すぐにまた時おり薄日が射すような天気に戻っています。
いつもの年だったら、今頃は阿寒湖のヤイタイや大島辺りに立ちこんでモンカゲロウを擬した毛鉤を必死になって投げ込んでいるのですが、今年は大井沢に居てドライマティニなどをチビチビとすすっています。
これもまた心穏やかで悪くはありません。
ニンフか、ダンか、それともスピナーか、ハッチはまだか、モンカゲでいいのか、フローティングニンフに変えた方がいいのか、ポイントを移るべきじゃないか、時期が早過ぎたんじゃないか、魚は居るのか、あの遠くのライズは近づいてくるのか・・・などと心騒ぐのも楽しいんですけどね。
でも、秋の釣行や来年の釣りを夢想しながら、少しずつ毛鉤を巻き貯め、リールのバッキングラインを巻きなおし、釣竿をあれこれと引っ張り出してはどれを使うか悩んでみたりするのも実際の釣よりも楽しいものです。 頭の中では1mを越えるイトウや80cmの鮭が私の釣竿を絞り込んでいたりします。
さて、9月、10月の北海道は・・・。
09/06/18 @ 09:07 AM JST [続く……]
角銀の裏で
飯倉片町交差点のそばに、昔、「角銀」という小さいながらもとてもいい魚屋があって、気のいいお爺さんが二人で店を切り盛りしていました。 六本木明治屋の裏の材木町に住んでいた頃にも近くに小さくて親切な魚屋があったのですが、そこのオヤジさんが「小さな魚屋はお屋敷などへの出前が商売の中心なので、吟味した魚を置いているんです。」と教えてくれました。 (麻布十番の魚可津だって、小さくていい魚屋だったのですが、この前東京に行ったときには飲み屋になっていました。 あの材木町の魚屋が教えてくれた魚屋選別方は、今ではもう通用しなくなっているんでしょうね。 いわゆる「魚屋」そのものが商売としては成り立たなくなってしまっているような気もします。)
その「角銀」の裏に、Bronxというこれもまた小さくて雰囲気のいいバーがあって、週に5日くらいは立ち寄っていました。
私がこのバーを気に入っていた理由は、一つにはバーテンの吉田さんの接客態度が、いつも控えめででしゃばらず、常にカウンターの幅だけの距離を客との間に置いていて、しかも客への目配りはしっかりとしていたことにあります。
さらに、この吉田さんの作るドライマティニのダブルロックが絶品なんです。 もちろん、どんなカクテルでも絶妙で目を見張るものがあったんですが、彼が出してくれるロングドリンク類の味だけはいまだに忘れられません。 ジントニックでさえも、彼が作ると全く違う味になるんです。 一口、彼のジントニックを含むと、ほの暗いバーの中を一瞬深い針葉樹の森の風が吹き抜けたものです。
私が飲みすぎて悪酔いしたときに、「何か酔いが覚める酒を下さい。」と言ったら、不思議に気分がすっきりするカクテルを作ってくれて、しかも翌日は目覚めが実に爽やかでしたね。
その吉田さんのウォッカマティニを思い出しながら、しばらくぶりに作ってみました。
テラスから見る夕暮れ時の風景も軟らかな風も実に爽やかなんですが、自作のウォッカマティニの方は期待したほどの爽やかさにはなりませんでした。 新鮮なライムとグリーンオリーブが無かったせいばかりではなさそうです。 針葉樹の森の風も吹かず、ブナの森を渡ってくる風だけです。
でも、まあ、前山の緑を見ながらの夕暮れ時のロングドリンクもいいものです。
09/06/14 @ 05:36 PM JST [続く……]
梅雨の入り、分かりにくい地域区分
「東北南部」も昨日から梅雨になったらしい・・・という仙台管区気象台の発表だそうです。
この東北南部には福島県と山形県が含まれているようなんだけど、宮城県はどうなんだろう?
とにかく気象情報で頻繁に使われる「北日本」、「東日本」、「西日本」、「関西地方」などが良く分かっていません。
今朝のテレビの気象情報では、「東日本から東北にかけて・・・」と言っていました。 ということは、東北地方は「東日本」ではないらしい。
そんな訳で、気象庁のホームページを見たら「全般季節予報で用いる予報区分」という項目がありました。
それによると、
北日本: 北海道、東北
東日本: 関東甲信、北陸、東海
西日本: 近畿、四国、中国、九州北部/南部
そして、奄美・沖縄と言う具合に気象庁が勝手に決めているんだとのこと。
でも、実際の気象情報をテレビなどで見ていると、かなりいい加減な使い方をしているように思うけどなあ。
だって、テレビに登場する気象予報士のお姉さんたちが「東北南部から北日本にかけては・・・」などと言うのを何度も聞いています。 その度に「北日本てどこ?」と戸惑ってしまいます。
それに、富山県と千葉県が同一区分に入っているというのもよく分かりませんが、この両県にも、気候、気象上の共通点があるんでしょうね。
庭先のモミジ。
大井沢に来てすぐに、実生の小さな苗を山から抜いてきて植えたものです。
09/06/11 @ 10:38 AM JST [続く……]
巨大な木の葉
大井沢に来てもう8年と7ヶ月になると言うのに、まだまだ新鮮な驚きや知らなかったことが沢山あります。
東京で過ごした40年は何だったんだろう・・・と、むなしい時間を過ごしてしまったような気にもなるのですが、この新鮮な驚きを楽しむための準備期間だったのかも知れません。
今朝見つけたホウの若木の葉には驚きました。
長さ60cm、幅30cmで、まるでミズバショウの葉のような大きさです。 傍らに置いたCDケースは長辺が14cm、70〜300mmのフード付きNikkorEDは18cmです。
こんなに大きな木の葉を見るのは初めてです。 不思議なことにホウ葉の大きさは、木が育ってしまえばせいぜい40cmほどです。 幼木のうちは必死に太陽の光を集めて、できるだけ早く成長してしまおうということなんでしょうか。
09/06/10 @ 10:44 AM JST [続く……]
そして枇杷の季節
千葉県の南房総市ではもう枇杷の季節らしい。
今朝、真竹の筍と一緒にダンボール箱いっぱいの枇杷の実が届きました。
見た目も味も野性的で不揃いですが、果肉も酸味も甘味もしっかりとしています。
贈答品などでいただくお上品な枇杷とは違って、日に焼けた野生児のような枇杷です。
09/06/08 @ 03:13 PM JST [続く……]
サクランボの季節
カツ子さんから今年初めてのサクランボをいただきました。
朝食のデザートに妻と二人で山ほどのサクランボをモリモリと食ってしまったのですが、3個が繋がった実だけは、何とはなしに手を出すのが惜しくて器の底に残されています。
09/06/07 @ 09:55 AM JST [続く……]