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2002/04/03: "黄砂、スギ花粉、雪代"

今日は黄砂の影響で風景全体が黄ばんだ霞の中です。 まさか、スギ花粉が黄砂のように飛んでいるわけではないでしょう。
昔、スギ花粉の最盛期に鹿留の駐車場に止めておいた車がスギ花粉に覆われて黄色くなってしまったことがありました。 紺色の自分の車がわからなくなり、車種とナンバーで発見しました。 その時のスギ花粉は杉林が霞むほどの量でした。 この時は多分樋口さんが一緒で、以来樋口さんは花粉症にかかってしまったと記憶してます。

連日15℃前後の気温が続いているものですから、ここ2、3日は川の流れが大量の雪代で濁流になっています。 それでも熱心な人たちは居るもので、昨日は2名、今日は4名の釣り人が川に入っていました。
午後、ルアーと餌釣りの3人組に声をかけました。 ルアーの人は山形県全域で通用する俗称「共通年券」というのをもってましたが、一人は最上第2漁協の年券を所持、一人は車に組合員鑑札を置いてあるとのこと。
で、「その鑑札を見せてください。」と言うと、年券を所持しているオジさんが不思議な論理を展開し始めました。(ちなみに、この時彼はウエイダーは履いてましたが釣り竿は持ってませんでした。)
彼の論理を要約すると、「釣りをしていた友人は遊漁券を持っていないが、自分は竿を持っていないのだから自分が持っている遊漁券で友人の釣り行為もカバー出来るはずだ。 竿が1本なんだから遊漁券は1枚でいい。」という事なんですね。
「遊漁するのは釣り竿じゃなくて、釣竿を持っている人でしょ? それに遊漁券てのは一人一人が携帯し、貸し借りもできないことになってるんです。」
といった馬鹿(らしい)話をしている間に、別のオジさんが車から取り出してきたのは期限切れの組合員鑑札でした。
いかにも理性と分別に富んでいそうなオジさん達ではありましたが、ま、どうせ確信犯なんでしょう。
自己正当化の変な論理、期限切れと知りながらも言い訳がましく取り出す組合員鑑札、なんだかウラ寂しいですね。