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2002/04/30: "しばらくぶりの雨"
しばらくぶりの雨です。 ここ数日は外に出て家の周りの作業ばかりをしていすごしました。
今日の昼の気温は8℃。 水温7℃。 ブナの新緑が雨に煙っています。 下流のプールでは東京からの餌釣り師が夫婦で朝からねばっています。 全く釣れていない様子なので遊漁券の確認がてら見物に行ったら、04のハリスを使っていました。 魚がかかる度に切られているんだそうです。 釣りと言うよりは、ハリ付きのミミズを食わせているようなものです。
27日からの連休は3日とも快晴が続き、川の水も濁りが消えて平水にもどりました。
28日は東京から来ていた娘たちと一緒に月山スキー場まで上がってみました。 同じ部落の渋谷修平さんが駐車場管理の当番だというので、差し入れのカステラを渡しただけで降りてきました。 下る途中の見晴らしのいい所からは大井沢や光りながら流れる寒河江川とその向こうにそびえる真っ白な朝日連峰が一望できます。
持参した20倍のフィールドスコープをのぞくと我が家がはっきりと見え、娘たちにはなんとはなしにそれが可笑しいことのようで、二人で大笑いをしていました。
10日ほど前から咲き始めた山桜が盛りを過ぎようとしています。 それでも1本ごとに開花時期がずれているため、これから満開になろうとしている木もまだまだあります。 もうしばらくは山桜が楽しめそうです。 吉太郎さんの裏手の斜面はカタクリの大群落で覆われています。 田畑の雪も完全に消えて、あちこちで農作業をする人たちの姿が見られるようになりました。
27日に部落の皆さんと我が家で花見をしました。
例によって、料理も酒も持ち寄りです。 昼過ぎから夕方まで、努さんの熊撃ちの話しや出稼ぎの頃にとても女性にもてた話しなど可笑しい話ばかりが飛び交って本当に楽しい宴会になりました。 特に熊が「ケツ乗り」で雪の急斜面を滑り降り、後ろの両足をドンっと踏ん張って止まった後に「トッコ、トッコ、トッコ・・・」と歩いていった話は我が家の娘たちに大受けで、翌日になっても努さんの身振りをまねては笑い転げていました。
「ケツ乗り」などという表現は初めて聞いたのですが、すぐに熊が尻で滑っている様子を想像できました。
今日はしばらくぶりに1日中本格的な雨になりそうです。 この雨では先ほどの餌釣り夫婦もあきらめて宿にもどったようです。