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2002/04/04: "ギンとの散歩"
昨夜の雨で黄砂も洗い流されたのか、朝から空気の澄んだ快晴になりました。
ここ2、3日、ストーブに火をいれなくても朝を過ごせるようになっています。
8時に修平さんのところに回覧版を届に行くと修平さんは朝食を終わったばかりで、「上がって一服どうだ?」と招待してくれます。
しばらくぶりに居間に上がりこんで、修平さんが趣味で撮っている風景写真や座敷いっぱいに飾られた豪華なお雛様を見せてもらいました。 今はもう嫁いで遠くの都会で暮らしているお嬢さんのお雛様だそうです。 修平さんは80歳、奥さんが病院で長期療養中のため一人暮らしです。
修平さんちからの帰りに隣のご主人がキャンピングカーを引っ張り出す作業を見物してから家に戻ると、TIEMCOとFox Fireのカタログが届いてました。 私は釣具やアウトドア関連のカタログを見るのがとても好きなんですが、同時に気に入ったカタログを20年分も貯め込んでいます。 メーカーや製品の歴史みたいなものが見えてくるので、時おり引っ張り出しては懐かしがっています。 OrvisやL.L.Beenのカタログなどもずいぶん古いものが残っています。
今回送られて来たカタログの中に「THE CONCEPT of Fox Fire」というブックレットがありました。 今年はFox Fireが市場に出てから20周年とのことなので、多分それを記念して発行されたのでしょうが、けっこう面白い読み物になっています。 私の「カタログコレクション」に加えることにしました。
「エントロモジストベスト」ってのがカタログに載ってるんですが、釣竿を持たずに川を見て廻る時などに良さそうです。 最近は昆虫採集などもやってるんです。(それにしても4万2千円は高いなあ。)
午後、散歩に出ると朝日山の家のギンが飛び出して来たので一緒に行くことにしました。 上島橋を渡ったところに欣也さんのお宅があるんですが、ここのジョンはギンの強力なライバルです。 ギンはこいつが大嫌いで家の前を通るのもいやなんです。
私がかまわずに欣也さんちの前を通り過ぎ、平尾さんの池の方へ歩いてゆくとしばらく迷っていたギンが一大決心をして私の後を追ってきました。 緊張のあまり、背中の毛が逆立っています。 欣也さんの家の方をチラチラと見ながらやっとのことで通り過ぎました。 危険地帯を通り過ぎてしまえばあとはすっかりルンルンです。 広々とした雪原を走り回ったり、沢に入り込んでカルガモを追い立てたり、雪のブリッジを踏み抜いて水に落ちたり、急斜面をずり落ちたりして大はしゃぎでした。
雪の途切れた急斜面に福寿草やアズマイチゲの群生を発見しました。 フキノトウもいたる所で見られるようになりました。 今年は例年になく早い春なのかも知れませんが、それにしても驚くほどの速さで季節が変化しています。 昨日と今日ではもう雪の量も風景も違うものになっています。