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2003/03/15: "「何しに山に・・・?」"

「なぜ山に上るのか?」という質問に対して「そこに山があるからだ。」と答えた登山家がいたそうで、どうやらこれは「名文句」なんだそうだけど、私にはどこが「名文句」なのかさっぱり分かりません。

で、私も一昨日の尾根の続きということで、我が家から見える一番高い山に登ってきました。(戻ってから「西川町地図」で調べたら「金池山 標高897.8m」と言う山でした。 山頂の積雪が3mくらいありましたから、900mということにして。 「金池」の読み方は知りません。)
雪が良く締まっていて登りやすく、前回は2時間もかかった尾根まで、たった30分で上がってしまいました。 頂上まで約2時間半。 あまりの暑さにゴアテックスのジャケットとフリースを脱ぎ、セーターを脱ぎ、手袋を取り、半袖のポロシャツになってもまだ汗をかくほどでした。
先行者はカモシカの足跡だけ。 不思議なことに山頂直下まで足跡が続いていました。 彼(女?)も頂上を目指していたのですが、疲れてしまって頂上直下で引き返したのかもしれません。
頂上まで登ってみてもその向こうはやはり山で、ほんとうにこの辺りは山だらけです。
下りは1時間。
カンジキとピッケルをぶら下げて家の近くまで来ると、散歩途中のフサ子さんにあいました。
「どさ行って来た? 山が?」
「ええ、向かいの山に登ってきました。」
「何しに?」
「いやあ、別にこれと言って用事は無かったんですが・・・。」

フサ子さんは全然納得していない様子でした。
用事も無いのに山に登るなんてのは確かに変でしょうが、「何しに?」と改めて質問をされても・・・。