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2003/12/22: "雨"
気温5℃、雨。 12月下旬に雨とは・・・。
私個人の趣味としては雨よりも雪の方が嬉しいのですが、そんなことを言うと大井沢の皆さんに叱られそうです。
ここでは「雪にいじめられる。」という表現を頻繁に聞きます。
しかし、この豪雪との妥協点は無いのか、豪雪を楽しむことはできないものなのか、さらに商品化は無理なのか・・・などと考えてみたりします。 来年の4月まで、少なくとも5ヶ月間は雪の中なんですから。
白菜のキムチ漬けを作ろうと思い、町までニラと生姜を買いにゆきました。
途中、コンビニに寄って週刊誌を立ち読みしたのですが、「週間ポスト」も「週間現代」も「フライデイ」も編集方針は完全無欠な「オジさん向けエロ雑誌」に専念していて、これは「サライ」よりもはるかに寂しく、侘しく、みすぼらしく、品性下劣で悲しいものがありました。
講談社、集英社と言えばそれなりに一流の出版社、常識と良識と知性と教養と品位を売りにしてもいいはずなのに、この体たらくは何なんだろう?
養老猛の「馬鹿の壁」がバカ売れだそうだけど、馬鹿な連中が自分の無知蒙昧さを棚に上げて「馬鹿の壁」を読み、「やっぱし、馬鹿は馬鹿なんだよねえ。」などとグダを巻きながら有楽町のガード下でコップ酒を飲み、帰りの京浜東北線で「週間ポスト」を読んでるんだろうなあ。
養老さん、「救いようのない馬鹿」って本もあるんじゃない?
数年前、日比谷線六本木駅で見かけた不思議な光景を思い出します。
それほど遅い時間でもないのに、かなり酔っているらしい50代のオジさんが「これも何かのご縁ですから・・・。」と言いながら横に座っている女子学生に名刺を押し付けていました。 あのオッサンの白髪頭の中ではどんな妄想が駆け巡っていたんでしょうね。
迷惑そうに名刺を押し返していた女子学生は田舎から出てきたばかりのような可愛い子で、とてもとても「おじ様、アタシ、今日はフレンチがいいんだけどお〜。」てなタイプには見えなかったなあ。
あのオッサンだって悲しいほどにダサくて、日商岩井裏の「焼きトンのあべちゃん」で千円札をまさぐりながら飲んでいるようなそんな雰囲気の人だったんですが、あの日は「課長」の肩書きが付いた名刺でも貰ったのかも知れません。
週間現代も週間ポストもまさにその世界。 何か悲しいなあ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
買って読む人は何を欲しがってるんだろう?
関係ないかも知れないけど、先日、「自然がテーマのBlog・・・」云々でメールをくれた人は私の返答に対して何の反応も無し。 勝手にメールを送りつけておきながら、何なんだろう?
Intenetの世界って、まるでラッシュアワーの山手線状態。 人の足を踏んづけても知らん顔、女性の尻を触っても知らん顔・・・皆、匿名あるいは「千と千尋の神隠し」に出てくる「顔なし」だとでも思ってるのかなあ。
ちなみに、私にメールを下さった方は「菊池」さんと仰るようですが、どうも「池」のキクチさんとは昔からうまく行ったことがありません。 一企の「菊地」さんは中古のBMWに乗っていてスピード違反で捕まったりして、とてもいい人だったけど。