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2004/07/13: "Rain is raining all around..."
って誰かの詩がありましたけど、もう3日間も雨だらけです。
川は濁って増水気味。 妻の畑にも水溜りが出来ています。
昨日も一昨日も雷がひどかったのに、まだ梅雨は明けないようです。 子供の頃、雷が鳴れば梅雨明け、と親に教えられた記憶があります。
蝿を叩こうとして丸めたBCNに<ソースネクスト「1980円シリーズ」、法人市場へ パッケージソフト業界に波紋広がる>という記事が載っていて、蝿を忘れて読んでしまいました。
で、どうなんでしょうね。 波紋なんて広がってるんですか? アブラッパヤのライズリング程度なんてこたあないよね。
この会社の開発やサポートの体制がどうなっているのか全然知りませんが、1−2−3を売ってたりするところを見ると他社のソフトを仕入れて売ってるだけの単なる販売会社のような印象で、ふと100円ショップを連想しました。
「ソフトは文具」との発想なんだそうだけど、それはそれとして正しいと思います。
どうせほとんどの企業内ユーザーは表計算を電卓代わり、メールを社内不倫にでも活用してれば御の字で、ワープロでビジネス文書や企画書を書いてる奴なんてのもほんの一部だろうし、蓄積しなきゃならない重要データなんてのもそんなに存在する訳じゃなし。
後は企業側が変なIT信仰を捨てて、「パソコンも文具」という具合に割り切れるかどうかだと思います。
とは言っても、ソフトウエアを売るってことは単にCDを箱に入れて売ることとは違うんじゃないかなあ。 「フロントエンドソリューション」とまでは言わないにしても、パソコンには電卓やボールペン以上の機能を期待してもいいような気もします。
ビジネスソフトの場合にも、「所詮1980円だし、機能もサービスもそんなもんです。 不具合だって山ほどあります。」などと値段で言い訳が出来るんだろうか? 買う方の期待度も100円ショップとは違うんでしょうし。
それはそれとして、パッケージソフトを手軽に購入しようとする企業が増えてくれば、「ATOKの存在に気づくチャンスも増える」と期待を膨らませているジャストシステムの小野さんという方のコメントには、思わず涙がこぼれました。 まるで平家物語でも読んでいるかのような趣があります。