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2004/09/22: "有識者の居ない大学"
山形大学と言えば山形県ではとても有名な大学なんですが、最近になって教員による女子学生へのセクハラ事件が立て続けに6件もバレました。 もしかしたら、6件なんてのは氷山の一角かも知れないと思えるほどの勢いです。
今後、山形大学に入学を希望する女性たちはある程度のセクハラは覚悟の上ってことになって、教員連中から「当大学ではセクハラは常識なんだから・・・」などと教育的指導を受けちゃったりするんですかね。
不思議なことに加害者の教員連中は一人も首になっていません。 ま、そのセクハラの内容たるやいかにも大学の教員らしく、稚拙、低レベル、低脳、みじめ、哀れ、姑息、小心でセコ過ぎるもんだから、可哀そうで首に出来なかったのか、それともセクハラなんてのは日常茶飯事のことで、たまたまバレたのが不運だっただけのことなので首にしなかったのかのどちらかなんでしょう。
で、この大学では「セクハラ防止に向けて学外の有識者を含めた検討委員会」を立ち上げる考えなんだそうです。
大学の教授に対して「セクハラが悪いことだってのをどうやって教えるか」なんてことを、わざわざ学外から有識者を呼んで検討する委員会なんて冗談としても最悪です。 オチにもなりません。 ウケを狙ってるんでしたらそれなりに笑えますけど、このレベルの低さは何も山形大学だけの話では無さそうな気がしてなりません。
山形県では、中学校の校長が地域から預かっていた積立金を横領してパチンコに注ぎ込んじゃった、なんてことがありました。 警察官の犯罪でさえ珍しくも何と無い時勢なんだから、校長がパチンコ代を横領したぐらいで大騒ぎする必要もないと思うんですが、この校長先生は懲戒免職になってしまいました。(このセンセーの場合は、パチンコ代に400万円も使い込んじゃったようですが。)
JAの職員なんかも時おり使い込みがバレたりしてますけど、ほとんどの場合は金を返せば何事もなく済んでしまったりしている訳で、たまたま教員だったからいけなかったんですかね? 山形大学の教員連中のレベルを考えても、教師と名の付く連中がJAの横領職員や犯罪警察官以上のレベルだなんて、そんなことを思っている方が間違いです。 教師に対する幻想、期待のし過ぎです。
横領した金は利子を付けて返却すれば、横領犯以外はそれほど傷つかず済みそうだけど、性犯罪の場合はそういう訳には行かないでしょう。 そう言う意味では、教授連中のセクハラ行為の方がはるかに深刻な犯罪だと思うんですが、彼らは一人も懲戒免職になってないんです。 学部長から「バレるようなことをされちゃあ、困るなあ・・・。」と注意されて終りなんだそうです。
要するに、山形大学そのものが教員によるセクハラ行為を容認してるってことなんでしょうから、「有識者を呼んで、教授連中にセクハラをしちゃダメだよと教える検討委員会」なるものも何を検討しようとしているのか怪しくなって来ます。
多分、「セクハラは防止策を検討するほどのことかどうか」を検討する委員会なんでしょう。 自民党が政治資金規正法を考えているようなもんです。
所詮は有識者の居ない大学のやることですから、そんなものなんでしょうけど・・・。