[前の記事: "白いアケビ"] [新着記事一覧に戻る] [次の記事: "野分の後"]
2004/09/29: "赤ワイン、そしてポリフェノール"
赤ワインに含まれているらしいポリフェノールとか言う成分は、テレビなどの伝えるところでは抗酸化作用(何のことか分かりません。)が高くて、人間の血液をサラサラにして、とにかく虫歯や脳梗塞、糖尿病、肝機能障害の予防などに役立って、いいことだらけなんだそうです。
昨日もテレビを見ていたら赤ワインのポリフェノール効果とか柿1個分の皮にはワイン10本分のポリフェノールが含まれているとか、色んな話をしていたんですが、いったいどれほどの赤ワインを飲めば効果があるか、なんてことは言わないんです。
フランス人に心臓病が少ないのは赤ワインを飲んでるから・・・という説もあるそうですが、フランス人にはアルコール中毒が多い、なんてことも聞いたことがあります。 ポリフェノールには肝機能を高める効果があると言っても、アルコール飲料の飲み過ぎで肝機能障害を起こす人も多いし、その辺のバランスはどうなるんだろう?
赤葡萄の皮はポリフェノールの含有量が多いなんてことも言ってましたが、葡萄だって食い過ぎれば肥満になるだろうし、柿なんてここ何年も食ったことがなくて、ましてやその皮なんていかにも消化が悪るそうだし、不味そうだし、あんなものを食って健康になるよりは病気になった方がましじゃないかとさえ思ってしまいます。
昔、私が勤務していた会社に胃腸薬の飲みすぎで胃を悪くしていたヤツがいましたけど、ポリフェノールを言い訳にして赤ワインを飲み過ぎるのも、どうも逆効果のような気がしてなりません。 かと言って、小さなグラスに1杯や2杯じゃ効果は無いんでしょうから、ま、大騒ぎするほどのことでもないってことなんでしょう。
ところで、先日、兄と茸の話をしていたらアガリクス研究の権威にして推奨者だった静岡大学の某名誉教授が胃ガンで死んじゃったという話になりました。 アガリクスが効かない胃ガンだってあるんでしょう。