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2008/08/19: "桃は嫌いです。"
本当に美味しい桃をいただきました。
今朝、冷蔵庫で冷やしてあったのをひとつ食べました。 少し硬めで、適度な酸味もあり、甘さも香りも文句無しのとても美味しい桃でした。
でも、私は桃が嫌いなんです。
先ず、あのうぶ毛が何だかチクチクしそうで嫌です。 実際には柔らかくて痛くも何ともないのですが。
次に、皮を剥くのが面倒です。 桃の皮はとても薄くて、それに良く切れるナイフじゃないと熟れた柔らかな桃の皮は剥きにくくて、果汁がだらだらと垂れて嫌になります。 皮を剥きにくくしている要因はもうひとつあります。 桃特有の凹みです。 この凹みがあるばかりに、林檎や梨の様にスルスルと皮を剥くことが出来ません。 私は貧乏性で、果物の皮を出来る限り薄く剥こうとすることにも原因はあるのですが。
そして、あの大きくて硬い種が最大の欠点です。
アボガドほどではなくても、せめて杏かネクタリン程度には果肉から種が外れてほしいものです。 「桃太郎」の話では、桃は簡単に割れたことになってるんですが、あれは多分、桃という果実の構造や特性には全く無知な人の作り話ですね。
果肉を最大限に確保しようとして、種ぎりぎりにナイフを入れると、必ずと言ってもいいほど刃が種に当たってイヤ〜な気分になります。 種を避けて、少し余裕を見てナイフを入れると、今度は予想外に沢山の果肉が種についたまま残るので、もったいなくて種を齧ることになります。 果物を切りながら、最後に種を齧っている姿など絶対に人には見せたくありません・・・と書いて気付いたのですが、よその家に行っても桃を出されることがあります。 その家の主婦なり主夫なりは客に出すために桃を切りながら、やはり残った種の果肉を齧ったりしてるんでしょうかね。 我が家は居間も客間もいっしょくたで、しかも台所はオープンで居間と一体になっているので、客に隠れて桃の種を齧ることが出来ません。 困ったものです。 家の設計を頼んだときには、正直のところ桃の種のことまでは考えていませんでした。 ま、客に桃を出さなきゃいいだけのことなんですけどね。 あるいは、見栄をはって種を捨てるか、それともこっそりと種だけを冷蔵庫に取っておいて、客が帰ってからゆっくりと心行くまで齧り心地を楽しむか・・・。