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2002/04/01: "ヤマセミ"
昨夜は大井沢に越して来て以来の豪華な食事で、ウエルマートで買った特売のカンパチとメバチマグロの刺身、それにキリン端麗500ml缶なんてのを飲んでしまったものですから、すっかり満足してしまって9時半には寝てしまいました。
今朝は5時にはさわやかに起き出し、気温0℃、快晴の中を川の見回りをかねて一回りしてきました。
途中、中上(なかがみ)橋の辺りを早足で散歩している西川町建設課係長を発見。 ご自宅はどの辺なんだろう?などと思いながら車を走らせていると見附橋のたもとに怪しげなワンボックスカーが駐車しています。 あんなところに車を止めているのは釣り人以外にはあり得ないのですが、何を待っているのか車の中の男性二人は外に出てくる気配なし。
そのまま、根子部落を回って上島(じょうじま)橋まで戻って来ると宮城ナンバーの車から3人のフライマンが降りてきて川に入ろうとしています。 ウエイデイング可能な場所を教えたのですがどうやら渡り切れないで引き返しているので、別の渡渉ポイントを教えてきました。
これは我が身を振り返っての反省なんですが、川に立ち込んで「釣りモード」に入ってしまうと、杉坂センセー直伝のキャステイングフォームも田代センセー秘伝のロッド操作も佐藤成史センセーから盗んだラインメンデイング・テクニックも何もかもすっかり忘れてしまってただひたすら釣りたい一心でむやみやたらにロッドを振り回し、後ろのブッシュも意識から消え、バックキャストのラインが背後で水面をたたいていることにも気付かず、水面下に居るはずの魚だけに気持ちが捕らわれてしまいます。
ここ寒河江川でも、釣り人を観察していると私と同類の人たちが沢山居てすっかり心が安らいでしまうのですが、もっと嬉しいのは好ポイントまで無造作に立ち込んでしまって魚を追い散らしてくれる人たちの存在ですね。 「ああ、これで魚が釣られずに済む。」なんて、変に安心してしまいます。
そうそう、ヤマセミが根子橋の欄干にとまって下を狙ってました。 あの橋の下には魚は居ないはずなんです。 なんせ、先日私が10回ほどフライを流したのに1匹も出なかったところですから。